この本を読んで何を最初に感じたかといえば、コーチングは誰もがすでに持っているスキルだということ。特に新しい技術を学ぶ必要はなく、もともと、指導に秀でた人たちが持っている能力や技術を体系化したものがコーチングである、といった視点は勇気付けになった。考えてみれば自分でも、無意識やっているものもあり、それが役にうまくいってるのであれば、もっとうまく使えると感じた。すぐに使える人指導の本といえる。内容が濃いわりには、とても読みやすく、特に管理職に就く人にすすめたい本だ。コーチングというより組織マネジメント教本というべきか。
「コーチング・マネジメント」を本屋で見かけたとき、目の前に浮かんだのはビジネスシーンでした。でも、読み終えたときに浮かんでいたのはビジネスシーンだけでなく、生活の全てのシーンでした。<BR> 読み進めるにつれて、コーチングがその人全体を扱うものであることが実感できました。<P> ビジネスだけでなく、人生のクオリティーを高めたいと思っている人にも、ぜひ手に取って欲しい一冊です。
コーチングを単なるスキルやテクニックとして、紹介するのではなく、私たちが日頃交わしているコミュニケーションを紐解くことにより、コーチングを身近なものとして意識することができた。改めて自分自身のコミュニケーションを振り返ることができたとともに、マネージメントにも則実践していける内容になっている。もちろん実際に使える話法例も豊富なので、たくさんの引出しを与えられたように感じた。