このせちがらい世間から切り離されたような、別世界のような世界に、本当にターシャ・テューダーという人がいて暮らしているんだ…と、ため息が出ます。<BR> 彼女の手作りは、その辺のカルチャーセンターでやっているようなものを想像していたら裏切られます。質素な生活に密着していて、でも最高に贅沢なもの…キャンドルも、石鹸も、織物も、すべてもとの材料から全部ターシャの手を通して作られて行く過程が、美しい写真とともに紹介されています。<BR> 写真も素晴らしく、見ているだけで心が洗われます。<BR> 文章の中のターシャの言葉の端々に、ターシャの哲学が感じられました。<BR> 娘たちに贈りたい一冊です。<BR>
糸をつむぎ、ドレスをつくり、りんごを育て、ジュースを作る。彼女の時間は静かに流れて、写真からもその自然のスタイルが見てとることが出来ます。彼女の生活全部、こだわりがあり、彼女の手から、生み出すものは、とても、美しいのです。彼女のそばにいても、永遠に飽きないような気がします。1ページ、1ページ、めくるたびに、ため息がでてしまいました。ゆっくり、コーヒーを飲みながら、ぜひ、ターシャの世界を堪能してください。