すばらしい。<P>国語の試験で点数を上げる為に問題文の何に注目するのか。それが具体的に書かれています。<BR>国語の試験では読解に重点が置かれます。読解は大分すると「小説」と「論説」に分けられます。その小説と論説を読む視点が本書には書かれています。<P>小説の場合、登場人物の心情を読み解きます。読み解く際の注目すべき点は、「セリフ・行動・情景描写」。従来から言われていることですが、分かりやすく書かれています。主観を排除し、客観的に読むというという言葉が目から鱗でした。<P>「論説」は主旨である抽象的表現をAとし、そのAを補助する具体例や比喩・引用をA’とし、文章全体をとらえようとする方法を提案しています。数学の公式のような覚えればすべて解けるというものではありませんが、筆者の主張を読み解く普遍的方法であると思われます。ただし、論説文が苦手な人にとっては、このA・A’の判断が難しいかもしれません。練習あるのみです。<P>「小説」の視点は即効性があり、「論説」はその視点を別の問題で反復することで、力がつくと思います。<BR>本の3分の2は演習問題とその解説にあてられ、論理を実践する事ができます。また、この方法を使ったレベル別問題集もあります。<P>えてして試験のためだけの、さらに使用範囲の狭い、かつ重箱の隅をつつくような問題集が溢れていますが、本書は安易な公式集ではなく、正確に読むための視点が書かれており、大人になってからも使えると思われます。国語が伸びない中学生にお勧めします。
中学二年生(男子)の父親です。中学生の学力の根幹は国語力。低迷していた子供の学力が一気に伸びました。(310点→430点)<BR>家庭学習のみならず、終生手元に置いておきたい名著だと思います。
自分は今受験生で最近これを買いました。<BR>国語の問題集が欲しくPCで買い物する機会が多い自分は偶然これに出会いました<BR>自分の前にレビューを書いた人がキッカケになったんで詳しくレビューを書く前に御礼を言いたいです・・、ありがとうございました。<BR>これは自分的に参考書でもなく問題集でもなく問題を通して基本的な読解方法を覚えて更にレベル別の問題(このシリーズ)を通してさらに読解力をつけることのできる品です。<BR>国語はセンスだと思っていた考えが「国語はセンスでない」と即否定されました。 しかし読み進めていけばその理由がわかって出口さんと心が通じました(笑)<BR>本当にこれはみんなにお勧めしたいです<BR>でも、自分と同じ高校受ける人は買わないで欲しい(笑)