青山静子さんの「子育て主婦の英語勉強法」では「やり直し」1年目にやるよう進められています。確かに暗唱用例文500は的を得た名文揃いで暗記する価値があります。しかし、その後の予備編和文英訳練習は無味乾燥で、これを全問試訳するところで多くの人が挫折しそうです。その後の本編も、例文が多く的を得た解説も多いのですが、網羅的に過ぎ、英語を職業とする人でも血肉化は困難と見られる。<BR> 使える英語を目指す人なら一度は通読したいものですが、全体をすぐにマスターしようとせず、まずは500例文を暗記し、残りは時折、1年に1回くらい通読して、10年くらいでものにするつもりでよいでしょう。年々わかる部分が増えて行く楽しみがあります。
大学受験用ですが、英作文が軽視されがちな最近の受験では、使用する学生は少ないのではないでしょうか。しかし、本格的な英語をじっくり身につけたい人には、ぜひ読んでもらいたい本です。英語を使う機会のある中高年の方が、学生時代を思い出して購入しているようです。前半の例文の500を覚え、後半は鑑賞しましょう。
語法や文法を確認定着するにはよい本だと思います。たしかに日常会話やおちゃらけe-mailなんかではまず使わない表現や文章が多いけど、正式な書類や論文を書く時に微妙なニュアンスをどう表現するか、揚げ足をとられないようにどうするか、そんな時役立ってます。まずは流ちょうでなくとも正確なとりこぼしのない英語を志すひとに。