かばんうりのガラゴ みんなこんな本を読んできた かばんうりのガラゴ
 
 
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かばんうりのガラゴ ( 島田 ゆか )

ガラゴは、かばん売りのプロ。兄弟が欲しいという犬、ライオンらしく見えるかばんが欲しいという毛の薄いライオンなど、どんな要求にも応えます。おじぎちゃんと毛虫くんが、スイカの皮の取り合いをするところなど、見所がいっぱいです。バムとケロの秘密が隠れている、バムケロファン必見の書。ガラゴを読まずして、バムケロを語るべからず!

島田ゆかさんの本はどれも色がすばらしいですが、ガラゴシリーズは特に「癒される」色です。6本足で歩いていくガラコのかばん、お客さんに答えてその中から引っ張り出される予測不能な商売もののカバンや、ガラゴのちょっとしたしぐさや表情が、透明な風が吹き抜けて行ったように、心の底に、大人になってからとんとご無沙汰だったみずみずしいワクワク感を暖かい気持ちで蘇らせてくれます。一生懸命がんばって、ちょっと育児疲れしている友人に、また、子供はいないけれど、遊び心のあるあの人に...大事な人たちへのクリスマスプレゼントは、今年はみんなこれにしようと思っているところです。

カラフルな絵もお話も、とても素敵な絵本です。<BR>ガラゴ(見るからに面白い風貌)がいろいろな動物たちの要求する<BR>かばんを売っていきます。<BR>面白いのはお話の内容だけではありません。いたるところに工夫があるんです。<BR>場面ごとに必ず登場するいもむしがいたり、絵のどこかに、次にかばんを買いにくる動物がいたり・・・。<P>寝る前に絵本を読むのですが、何度もせがまれ読むごとに発見があり、<BR>毎回子供が目を輝かせていました。大人も楽しめる本です。

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かばんうりのガラゴ&nbsp;&nbsp;&nbsp;ガラゴは旅するかばんやさん。お客さんのほしいかばんをいつでもどこでも出してくれる。「兄弟がほしい」というぶよぶよの子犬には犬形のかばんを、「ライオンらしく見えるかばんがほしい」という毛の薄いライオンには、たてがみのかばんを取り出した。さあ、次のお客は誰だろう。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;こうもりのような耳とくりくりとした真っ赤な目、いつも右と左で色の違う靴をはいている不思議な生き物、ガラゴ。はじめは奇妙にみえるこの生き物も、ページを読み進めるうちにとてもかわいらしい存在に思えてくるから不思議である。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;ていねいに書き込まれた絵がこの作者の大きな魅力だが、その手腕はこのガラゴシリーズでもいかんなく発揮されている。バムとケロシリーズでおなじみのおじぎちゃんや、いもむし、ヤヌピが今回もページの隅で小さく大活躍し、さらにはケロちゃんのママとも思われるカエルも登場する。子どもも大人も同じ目線で楽しむことができる貴重な1冊である。(小山由絵)
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