ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法
(
ロバート G. アレン
今泉 敦子
神田 昌典
)
有名なお金持ちロバート・アレンの考えを学べるという点ではおすすめ。<BR>「複数の収入の流れを作る」というのが主旨。<BR>金持ち父さんに比べると現実感、内容は劣る。<BR>不動産投資は今の日本では逆効果。<BR>インターネットビジネスに関しては素人に近い。
多くの「金持ち本」とくらべると、タイトルに「実践!」とあるように、これでもかというほどの事細かな手順が紹介されている。<BR>ただし、エディターレビューにもあるように、誰でもすぐにできるかというと……。とはいっても読んでいる間はしっかりと引き込まれた。<P>「それこそ、やってみなければわからないし、自分もひとつぐらいは実践してみよう」とは思わされた。小金持ちにはなれるかも?
この本を読んだ時は、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん、貧乏父さん』を読んだ時と同じ衝撃を受けた。<P>原書では「複数の経路で収入を得よ」みたいなタイトルだから、まさにそれが実践的に書かれている。監修は神田昌典氏だが、神田氏も本書の13章ある中の複数を実践することによって富を得ていると言うほど、濃い内容だ。<P>おそらく相当ファイナンシャル・インテリジェンスが高くないと1回読んだだけでは実践できないかもしれない。<P>正直、日本では実行しづらい事例もある。しかし、それは粗探しレベルにすぎず、大半はもの凄い”秘訣”が書かれている。まさに億万長者への道だ。<P>あくまでもより現実味があり、他人に迷惑をかけない形での金儲けの仕組みが書かれている。『金持ち父さん、貧乏父さん』と並ぶ、名著。視野の広がりを考えると、『金持ち父さん、貧乏父さん』を上回る名著。
ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法
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 | 頭金なしで不動産を購入する方法(もちろん一括購入ではない)を記し、全米ベストセラーとなった『Nothing Down』(邦題『ナッシング・ダウン』)の著者、ロバート・G・アレンによる資産運用術。元手をほとんど、あるいはまったくかけずに「家にいながら1日1000ドル稼ぐ」「年収をあと5万~10万ドル多くする」方法などはにわかには信じがたいが、読めば著者の意図がわかる。 <p> まず多くの「金持ち本」同様、億万長者になるために必要な知恵や経済観念、身につけるべき習慣が論じられている。その主旨は、1日1ドルの投資、1セント単位の支出の把握や削減といった地道な努力が結果として実を結ぶというもの。加えて収入面では、複数の収入の流れをつくり、利子、印税、コミッション、賃料収入といった「一生型収入」を得ることを必須としている。容易ではないが、大きく稼ぐには妥当な筋道といえよう。 <p> 肝心の億万長者になる方法については3分野が挙げられている。その1つ「株式投資」では、金融商品の種類や売買のタイミングなどが論じられている。内容は投資関連の本などでよく語られているもので、それほど新鮮味は感じられない。2つ目は著者の専門分野である「不動産」で、格安不動産を見つける方法や頭金をゼロにして購入するテクニック、転売で稼ぐ方法などが披露されている。日本の不動産事情も考慮する必要がありそうだが、そのゲリラ的なノウハウにはただ敬服する。3つ目が「マーケティング」で、マルチ商法や自費出版、各種情報コンテンツの販売、ライセンスビジネス、インターネット販売などが論じられている。知的財産の販売が中心であるが、その価値を引き出すマーケティング手法にヒントが詰まっている。 <p> 億万長者になる直接の方法ではないもの、特定のスキルを要するもの、日本の事情とは異なるものなどもあり、即実践できる項目は多くない。ただ、大金を稼ぐためのアイデアは確実に学べる。また、身の丈から始めるビジネスの可能性が幅広く検討されていて、フリーの在宅ビジネスを手がける人には刺激になるはずだ。とにかく試すことでしか、真価のわからぬ1冊である。(棚上 勉) |
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