占いの話とおもいきや、催眠術、オレオレ詐欺、格闘技、浮気、営業、面接、メール、<BR>仕事を断る方法、タバコを吸わせない方法など、ありとあらゆることがオモチャ箱の<BR>ように展開されて最後のページまでまったく飽きさせません。
占い師がなぜ信用されるのか。その答えは「コールドリーディング」という技術を使いこなしているかららしい。<BR>人は、信頼関係が築けていると、何を言っても良い方に解釈してくれる。つまり、ウソがホントになり、ホントがウソになるという。<BR>そして、このような信頼関係を築くテクニックをコールドリーディングと呼ぶらしい。<BR>要は、自分のいうことが正しいと信じてもらうための、言い方や質問の仕方なのだが、確かに占い師の話の展開と似ている。<P>日常生活の中で、円滑な人間関係を築くための参考にもできるので、この意味で読んでみる価値はあると思う。
本書の前半は「コミュニケーションのための催眠誘導」の2005年版とも言うべき潜在意識的テクニックが解説されています。潜在意識を操作する具体的な方法が気軽なお遊びの例をあげつつ解説されていて、とても興味深かったです。<BR>コールドリーディングそのものに関しては、前作の「一瞬で信じ込ませる話術」をより詳細に体系化している点で、続編というよりも完全版という趣です。前作の抜粋がコラムにまとまっているので、どちらを買おうか迷っている方は本書だけでも十分だと思います。<BR>すぐに使えそうな小ネタから、思わずうなってしまうような重厚なテクニックまであって、充実度は前作をはるかに凌駕しています。