入門的なオブジェクト指向とデザインパターンの本を1冊読んだ後に、<BR>本書を読む事により、オブジェクト指向に関する昔あった、様々な誤解から貴方を解放してくれる事でしょう。特にカプセル化、継承の使い方等、実装よりの観点で書かれた書籍が多い中で、本書は一段高い観点で説明されている。<BR>プログラマーにもお勧めだが、特にSEやアナリスト等、実際にオブジェクト指向モデリングをする人達には、新しい視点で物事を考える指標が得られる。ここに書かれている観点で、デザパタ本を読むと新しい発見がある事でしょう。サンプルコードはJAVAであるが、C++やC#技術者の向けのガイドが示されており、オブジェクト指向を使用する人ならお勧めである。
オブジェクト指向を理解し、デザインパターンを使って開発していると思っている人の為の本です。タイトルに偽り無しで、デザインパターンを通してオブジェクト指向のこころに触れることができます。「アジャイルソフトウェア開発の奥義」と並ぶ名著です。初版ではわずかに誤植がありますが、村上雅章氏の翻訳は相変わらず素晴らしいです。
この本は上級者向けでないが、かといって初心者向けでもないと思う。<BR>これまでデザインパターンの書籍を読んで今ひとつ理解できなかったり、腑に落ちなかったり、もしくは挫折したことある人に、この本をお薦めしたい。全部とは言わないが、かなり頭の中がスッキリするし、これまで感じていた疑問や不理解が自分だけじゃないことがわかるはず。<BR>最初はこの本に慣れるまで違和感を感じるかもしれないが、Facade、Adapterパターンを読むころには購入した価値ありときっと思うはず。著者の並々ならぬ自信と情熱が伝わってくる。また、翻訳もすばらしいので安心して最後まで読める。この本を理解できたならば、あとは実践のみ!?