第10版になって変わったこと。<BR>蘇生のアルゴリズムが本文中ではなく、一番最後にまとめられた。使いやすい。<BR>最後の付録にClinical Epidemiologyのセクションができた。尤度比が説明されている。これは画期的。<BR>最後の方に載っていた心拍出量や血管抵抗などの生理学的指標の一覧がどこかへ消えた。なぜだろう。<BR>低ナトリウム血症への対応が、昏睡状態など重症だったら早く補正しなさいという記載が加わった。第9版からかな。<BR>第10版を買ってすでに何度も使っているところ。<BR>最後の付録の正常値、薬物相互作用、薬物の妊婦への安全性一覧、何度読んでもわからなくなる止血凝固系のカスケード、電解質異常の補正法など。<BR>変わらないようで常に変わっている。これがこのマニュアルのすごさ。やっぱり頼りになる。
今更レビューまでもないとは思いますが、やはりこの完成度の高さを知ると、せずにはいられません。<BR>昔から定評のあるワシントンマニュアルですが、それはこの第10版でも<BR>変わりません。欠点があるとすれば、そのレベルの高さかもしれませんが、<BR>医療に関わる方ならば、(たとえ自己満足でも(笑))、持ちたくなって<BR>当然だと思います。値段も内容を考慮すれば、十分安いと思います。是非、<BR>買ってみてください。