半分以上のページが白黒で内容は地味です。<BR>写真よりも文字が多くて、むやみに移住熱を煽る本ではありません。<BR>移住した人のインタビューは、それぞれのスタイルがあり、<BR>生活様式があり、読んでいると気持ちが熱くなってきます。<BR>そしてやはり、賃金事情、失業率は忘れずに書かれています。<BR>発刊後1年ほど経つので賃貸物件の情報は役に立ちませんが、<BR>広さや地域による家賃の程度はわかると思います。<BR>「こういう人なら移住に成功する」と題した記事がありますが、<BR>内容のほとんどが「こういう人は移住に成功しない」について書いてあります。<BR>夢だけを見ている人に釘を刺すかのように、眼が覚めるような記事です。<BR>現実的ではない理想を追い求める人に読んでもらいたい内容です。
沖縄のきれいな所を紹介するようなページはぜんぜんありませんが、14人の移住生活の様子がよくわかる。農業派、就職派、自営業派、アルバイト派など、いろいろのパターンがのっていました。写真も多く、ゆったり読めます。本の1/3は不動産物件で今すぐ移住という人以外には役にたたないかもしれません。でも、沖縄の不動産事情について4ページにわたり、詳しく説明してくれています。地域や物件によっての値段のことや、注意することなど。これ以外にも、移住するとき、役にたちそうな、移住に向いている人(成功するタイプの人)、仕事事情、物価の比較、風呂事情、交通事情などのプチ情報がのってました。