評価はまっぷたつに分かれる気はしますけど、それがまたこの作品の魅力ではないでしょうか。それだけ新しい世界が繰り広げられているのだと思います。<BR>間取りでこんなに不思議な世界を繰り広げられたら面白くないわけがないですよ、と私は思いますが。<P>これから間取りの手帖を買おうと思っている人は、本屋で間取りの手帖を手に取ったら、何も考えずにとりあえずどこかに座って本を開いたらいいと思います。<BR>細かいことは言わずにあるがまま受け止めたらいいと思います。充分魅力的な一冊だと思いますよ。
間取り図って、引越しを考えている人とか引越し歴が長い人でないと余りよく見ないものです。だから一般人の私の場合、まず間取り図を見て「ふーん」と思い、ツッコミのコメントを見て「えっ?」と思い、間取り図を見直してから、「ヤダ何コレ?!」と気付いて笑うというパターンでした。<P>例えば、一見普通の6畳の和室ワンルーム。コメントを見ると、「ここではないどこかへ。」??と思ってよく見てみると、何故か押入れの奥に省略マークが!!なんで省略?!どこに繋がってんの?と妄想が限りなく突っ走ります。他にも、よく見ると窓がどこにも無い部屋、浴室に行くのに一旦玄関を出なければならない部屋などなど、読んでいる間、家族に「ちょっと見てよこれ」と思わず話しかけてしまうような笑える本!す。なんだかチープな装丁もグー!
内容はそこそこおもしろいけれど、1000円近く払ってまで買うものではないと思います。