残念ながら、フィリピンのアマン・プリには行った事がないけれど、アメックスのカードは持っているし、ANAにも乗ったことがある。<P>アメックスとANAのサービスは、そんなに優れているのだろうか? ふと気づいた。サービスって、ただ受け取るだけだと、ほとんど気づかない。気づかないことの心地よさ。そして、こちらのリクエストやクレームに対する対応の素早さ、素晴らしさのことなんだ。<P>こちらの期待を見事に裏切って(期待以上に)くれること。それができるようなレストラン(カシータ)に、ぜひ一度、行ってみたいと思う。
サービス、顧客満足をテーマにした本は多いが、やはりそのサービスの素晴らしさに、すなおに感動してしまった。悪いサービスの例もふんだんに取り上げられており、率直な意見がある。レストランの話ではあるが、飲食以外の業種にも参考になる点は多いのではないか。全ての仕事にサービス業の要素があると再確認させられた。<P>私は著者のように、海外に頻繁に出かけるような行動力を持たないので、正直うらやましい。批評や、意見することも素晴らしいが、やはり実体験から出た言葉というのは重みが違う。その体験、知識を本代で分けてもらえると思えば、お買い得な本ではないか。<BR>著者は御自身がレストランのオーナーとのことで、是非一度お店にも行って見たいと思う。
サービスとは、提供する側が消費者の目線からみて「サービスの受け方」にどこまでこだわれるか、がすべてなんだな、と感じました。著者が言うように、特に東京には「ただ食べさせるだけ」の店のなんと多いことか。消費者の側もそれにマヒしてしまっている。経営者がここまでプロ意識を持っているレストランは本当に少ないと思います。正直、すばらしい。<P>この本を読んでどう感じるかは人それぞれ。でも私は感謝してもしたりないくらい多くの気づきとヒントを受け取りました。より良いサービスを探求している人はぜひ呼んでみて欲しいですね。この本を著者の自慢話としか取れないとしたら、ちょっと寂しい気がします。