いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 みんなこんな本を読んできた いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記
 
 
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いのちのハードル―「1リットルの涙」母の手記 ( 木藤 潮香 )

母親の気持ちがこんなに辛いものだと思わなかった……<P>家族全員の間を取り持つ潤滑油のような役割でもあり<BR>家族全員に安らぎを与える太陽のような役割でもある<P>もちろんではあるが、太陽は一切安らいでいない<BR>1日1日が終えたことに安堵し感謝し、わずかの間布団に潜っては<BR>また、激動の日常に立ち向かっていく<P>母親と言う存在はみんなそうなのであろうが、<P>「いのちのハードル」の著者の潮香さんはその究極であった<P>難病・脊髄小脳変性症を患う[娘]亜也ちゃんやその妹・弟、<BR>そして夫に対して、いつも心を先回りして感謝して<P>毎日を送っていた。<P>保健士と言う忙しい仕事に就きながら<BR>亜也ちゃんのわずかな変化を見逃さずに医者に告げ、対策を立て<BR>自分の辛い顔を見せないように亜也ちゃんの前では化粧し<BR>明るい服を来ていつもニコニコしていた。<P>読み終えて、はっきり言える事がある……<BR>亜也ちゃんはとても幸せだったと思う<P>こんなに人を愛して人に愛されてたのですからね^^<P>でも、勘違いしてはいけない事<BR>最近、自分の子供を殺めてしまったり暴力を振るう親がいるが<BR>あれは、ニュースとして目立つから多いように感じるだけであって<P>母親とはみんな潮香さんのように、<BR>強い忍耐力と海のように広い愛を持ち合わせている<P>決してあなたやあなたの心は1人ではない<BR>その証拠に生まれてから最初に教えてもらうのは、<BR>言葉ではなく大らかな母親の愛である。<P>(文庫本と同内容です。)

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