私自身がADHDで、今までは鬱病だと思っていたのですが、病院での診断結果に驚きました。始め …ADHDって?何?<BR>私はそれまで、この名前すら知らず担当の先生より色々聞かされましたが、全くこの病気に対しての知識がないため、ADHDに関する本を5.6冊一気に購入し全て読みました。<BR>もともと本を読むことが苦手な私には、物凄く大変な作業でしたがそんな中でも、この本だけはスラスラと読め、その上、私がどうしてADHDなのか?今後どうしたらいいのか?という漠然な想いが解き明かされました。<BR>私は小さな頃から、物凄い不安感、緊張感、物忘れ、後はたまに自分の世界に入ってしまう空想癖がありました。でもずっとこれらは、性格の問題だと思っていました。しかしこの本を読んでいく内に涙が止まらず、最後には私はADHDなんだなと思いその後少しは脱力感で一杯でしたが、今は事実を受け止め自分を受け入れようと努力しています。残念ながら今は仕事をしていませんが、これらの本などを読み、絶対にまた社会に戻ろうと思いました!<BR>この本に出会えたことに感謝します。
大人のADHDの問題、療法、対策などについて<BR>非常にバランスよく書かれている概論書です。<BR>大人のADHDについて広く詳しく学びたいならば、<BR>一家に一冊といった感じです。<P>大人のADHDの概論書としては他に<BR>「知って良かったアダルトADHD」などがありますが、<BR>ADHDかもしれない?!と思った人が、<BR>ADHDについて知識を得て、お医者さんを選び、<BR>療法を受け、日々の生活を工夫していく流れに沿って、<BR>とりあえずどうしたらいいのか、<BR>どんな工夫をすればいいのか、<BR>具体的に教えてくれています。<P>お医者さん選びのコツ、睡眠問題、<BR>薬の飲み忘れ、手帳やパソコンの利用など<BR>現実場面に即したアドバイスもありながら、<BR>ADHD理解の基礎となる詳しい知識も書かれているところが良いところだと思います。
~脳神経科の専門医によって、ADD(ADHD)の抱える問題点が網羅されている良書です。今、はやりのキーワードのように扱われ、単にだらしない事の言い訳として使っているのではないか?のような「疑いの目でみられる」問題についても鋭く批判されています。精神科の医師でさえ、ADD(ADHD)の概念を未だ理解できていない場合もある遅れた現状を、かつて「てんかん」患者~~等原因のわからない病が差別されて来たというような過去の誤った認識に例えて説明されていて説得力もあります。また、女性は多動性が無いため、ADD(注意欠陥障害)が無いと思われていた事など、女性特有の問題についても詳しい記述があり、全ての問題が網羅されてると言ってよいでしょう。ただし、著者はアメリカ人であり、アメリカの医療の現場と日本の現場~~や、社会背景が若干異なる部分もあり、全てが参考になるとは言えない部分もあります。~