おとなのADHD―社会でじょうずに生きていくために みんなこんな本を読んできた おとなのADHD―社会でじょうずに生きていくために
 
 
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おとなのADHD―社会でじょうずに生きていくために ( デイヴィッド・B. サダース ジョセフ カンデル David B. Sudderth Joseph Kandel 海輪 由香子 田中 康雄 )

私自身がADHDで、今までは鬱病だと思っていたのですが、病院での診断結果に驚きました。始め …ADHDって?何?<BR>私はそれまで、この名前すら知らず担当の先生より色々聞かされましたが、全くこの病気に対しての知識がないため、ADHDに関する本を5.6冊一気に購入し全て読みました。<BR>もともと本を読むことが苦手な私には、物凄く大変な作業でしたがそんな中でも、この本だけはスラスラと読め、その上、私がどうしてADHDなのか?今後どうしたらいいのか?という漠然な想いが解き明かされました。<BR>私は小さな頃から、物凄い不安感、緊張感、物忘れ、後はたまに自分の世界に入ってしまう空想癖がありました。でもずっとこれらは、性格の問題だと思っていました。しかしこの本を読んでいく内に涙が止まらず、最後には私はADHDなんだなと思いその後少しは脱力感で一杯でしたが、今は事実を受け止め自分を受け入れようと努力しています。残念ながら今は仕事をしていませんが、これらの本などを読み、絶対にまた社会に戻ろうと思いました!<BR>この本に出会えたことに感謝します。

大人のADHDの問題、療法、対策などについて<BR>非常にバランスよく書かれている概論書です。<BR>大人のADHDについて広く詳しく学びたいならば、<BR>一家に一冊といった感じです。<P>大人のADHDの概論書としては他に<BR>「知って良かったアダルトADHD」などがありますが、<BR>ADHDかもしれない?!と思った人が、<BR>ADHDについて知識を得て、お医者さんを選び、<BR>療法を受け、日々の生活を工夫していく流れに沿って、<BR>とりあえずどうしたらいいのか、<BR>どんな工夫をすればいいのか、<BR>具体的に教えてくれています。<P>お医者さん選びのコツ、睡眠問題、<BR>薬の飲み忘れ、手帳やパソコンの利用など<BR>現実場面に即したアドバイスもありながら、<BR>ADHD理解の基礎となる詳しい知識も書かれているところが良いところだと思います。

~脳神経科の専門医によって、ADD(ADHD)の抱える問題点が網羅されている良書です。今、はやりのキーワードのように扱われ、単にだらしない事の言い訳として使っているのではないか?のような「疑いの目でみられる」問題についても鋭く批判されています。精神科の医師でさえ、ADD(ADHD)の概念を未だ理解できていない場合もある遅れた現状を、かつて「てんかん」患者~~等原因のわからない病が差別されて来たというような過去の誤った認識に例えて説明されていて説得力もあります。また、女性は多動性が無いため、ADD(注意欠陥障害)が無いと思われていた事など、女性特有の問題についても詳しい記述があり、全ての問題が網羅されてると言ってよいでしょう。ただし、著者はアメリカ人であり、アメリカの医療の現場と日本の現場~~や、社会背景が若干異なる部分もあり、全てが参考になるとは言えない部分もあります。~

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おとなのADHD―社会でじょうずに生きていくために&nbsp;&nbsp;&nbsp;これまで子ども特有の障害と思われていたADHD(注意欠陥多動性障害)だが、大人になっても症状が現れる人がいることから、成人の障害として認識され始めている。衝動性や不注意、注意散漫といった症状は、怠惰や努力不足と見なされ、ADHDの人々を苦しめ、彼らの人生に深刻な影響を及ぼす。本書はこの障害の原因や症状、対処法をわかりやすく解説し、患者自身が「自分の疾患について理解し、有効な解決法を試せるよう情報を提供」している。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;ADHDは「治癒と努力によりコントロールが可能な障害」であり、その出発点は医師の診断を受けることである。著者はいずれも神経内科医。臨床経験に基づく具体的な事例を豊富に挙げながら、治療法の紹介や診断の過程を説明する。さらには医師の選び方や診察の際の心構え、注意点を事細かに述べ、ADHDの人が障害を自覚し、医師の元を訪れるよう促している。患者が障害をコントロールし、日々の生活を切り抜けるための「具体的な戦略」および「適応を助ける機器」は有益な提案だろう。また、ADHDの家族がいる人のために、家庭での効果的な解決法も示されている。巻末に、ADHDの自己診断用チェックリストや、日本で成人のADHD受診・治療ができる医療機関などの付録がついている。ADHDの人々および共に生きる人々の人生が豊かなものになるための一助となるだろう。(林 ゆき)
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