総ページ数が511ページというボリュームある本。<BR>読了するにはそれなりの集中力が必要かも。<P>本の内容はNLP。<BR>モデリング、アンカリング、サブモダリティチェンジ、インテグレーション・・etc<BR>クライアントとのやりとりを会話形式で書かれているので参考になる。<BR>もっとも、現場での微妙なニュアンスはテキストでは伝わりきらないかもしれない。<P>成果を欲する思いにたいして、それを止めるストッパー。<BR>ここではウィルスという比喩で分かりやすく説明している。<BR>基本ウィルスとして「引き金ウィルス」「思い込みウィルス」「葛藤ウィルス」<BR>そしてこれらがこれらが組み合わされることにより創り出される「殺人ウィルス」<BR>それぞれのウィルスに対して前述のNLPの処方箋を提供している。<P>どこかで一度NLPを体験してから読むとかなり理解が進む。<BR>ちなみに、著者のNLPの指導担当はロバート・ディルツ氏とのこと。
心の悩みをもつ人向けにかかれた本。<BR>500ページを超えるあたり、読破するためには、<BR>かなりの意気込みが必要。<BR>本書は主に、「自己診断(1)~(40)」と<BR>そこで発見された問題を解決する、<BR>「ウイルスの治療(1)~(21)」からなる。<BR>特に、「自己診断」は真剣にやれば相当の時間がかかる。<BR>しかし、時間をかけただけ自分の内面を知ることができる。<P>就職活動中の大学生にもいいかもしれない。<BR>また、「ウイルスの治療」では内在的な悩みを<BR>ウイルスという言葉で外部化することによって、<BR>コントロールできるものだと考えるようになれる。<BR>いくつかの治療、特に「パワークエスチョン」と呼ばれる、<BR>積極思考の為のための疑問文の建て方は即効性が高い。<P>ただ、本書は、人生全体に効果的であることを目的にしているので、<BR>死ぬときにならないと正確な評価はできないかも。
「なぜあなたは思いどおりの人生を生きられないのか」という本の帯に引かれて読みはじめました。<P>著者は、「自分の考え方に取り付いてしまったマイナスの思考パターン」を「こころのウイルス」と名づけています。本の中には恋愛ウイルスから、先延ばしウイルス、煙草ウイルス、「失敗への恐れ」ウイルス、ガンのウイルスなど、さまざまなウイルスが登場します。<P>こういろいろと挙げられると、自分の心の中に巣食う「こころのウイルス」が見える気がして、「こいつらが自分を思い通りに生きさせてくれないのか」と、対象がハッキリする分、なんだかそれだけで気が楽になってきます。<P>本には、そのウイルスの退治方法がたくさんついていますが、イメージの中でのお遊びのようなものもあって面白いです。「!!失敗への恐れ」ウイルスの治療には、自分の過去の失敗シーンを白黒映画にして、早送りしたり、巻き戻ししたり。しかも、その映画を自分自身(これがなぜか防弾ガラス越し)を見たりします。自分でやってみて、思わず自分の失敗シーンに笑ってしまいました。かなり嫌な思い出だったんですが。。。「こころ」なんて案外単純なものかもしれません。<P>神経言語プログラミングというカウンセリング手法がベースになっていますが、その言葉どおり、自分のプログラムを自分の好きなようにプログラミングし直す感覚です。<P>読み終わって、自分の人生だから、自分の思いどおりに生きたいし、そう生きられるはずだよなあ、と感じています。イライラ解消など小さな問題から人生の大きな問題まで、いろんなことに使えてお勧めです。