「女子大生会計士の事件簿」と聞いて、何を想像するだろう。<BR>「女子大生かあ☆うしし」っていうのもあるだろうし、<BR>「会計士ってどんな仕事なのだっけ?」だってあるかもしれない。<BR>私はこの本を見て、大学受験の時世界史の本を読みまくったことを思い出した。<BR>ふざけた歴史暴露本から歴史小説まで、教科書でなければナンデモ読んだ。<P>勉強から逃避したいけど、そんな関係ないとこまでは行く勇気出ない<BR>(帰って来れないとこまるけんね)<BR>その気分に最適な本だった。<BR>この本もそれに近いところがある。<BR>会計士受験勉強に疲れた人、是非読んでみてほしいな。<BR>美しくやましさなく逃避させてくれるから。<BR>それにこの本は薄い!小さい!軽い!ということは、持ち運びにいい。<P>お決まりのパ!!ーンながら、強い先輩(女もちろん美人!…今回は年下なんだけどね)<BR>尻にしかれています僕後輩という縮図は楽しくくだらなく<BR>仕事と人間関係ぎんぎんに疲れた頭をゆ~っくり溶かしてくれますよ。<BR>ちなみに私がひっかかった箇所は<BR>萌さんが僕に言う「<利害がある人に相談したらうまくいくこともいかなくなる>のよ」<P>というところ。ほんとそうよねえ。これには考えさせられちゃいました。
会計と言うよりは監査を舞台とした小説でしょう。<BR>本書で会計の基礎を学ぼうなどという淡い期待は持たない方がいいと思います。<BR>そもそもの基礎的な知識くらいはないとお話になりません。<P>ただ、監査の雰囲気をわかりやすく伝えているところにこそ本書の価値があると思います。<BR>粉飾以外にも様々な「事件」は起こります。<P>そうしたことを軽妙に描いていること、筆者の目のつけどころに完敗です。<BR>通勤電車で読むのにちょうど良いボリュームも◎
体系的な知識を学ぼうとするのではなく、<BR>会計って?といったレベルで仕事の概要・流れ、または<BR>そもそも会計とはどんなことを対象にして業務を考えるのか?<BR>といったレベルのビジネスマンとして人に聞くにはちょっと<BR>恥かしいレベルの事柄を理解するのに向いてると思います。<BR>軽く読めるのも良いです。