従来の起業論とは一線を画す、と謡っているが、中はしごくまともかつ平凡な議論をのべている。いっていることは最もだと思う反面、一体何が新規性に富み、具体性があるのか首をかしげてしまう。<BR>ウォートンスクールのすばらしさは私も良く知っているがゆえに、なかなか疑問である。<BR>翻訳の問題なのかどうかも疑問が残るが、少なくとも Well Structured されたものとはいえない。これをお薦めするコンサル会社が不思議に思えてくる。
ビジネスチャンスの発見から、どのような市場で、どのように競争していくか?資金、事業体制等について、成功のための10の鉄則を説明した本です。10の原則の説明と、それぞれの鉄則に基づいて、「これやったら×」というリスト、および、ビジネスプランをチェックするためのリストが載っています。<P>テクノロジー関連の事業が、主な対象であるためか、技術の進歩との関連や、知財、ハイテク製品のマーケティング等に触れられているのが特徴でしょうか。<P>かなり読みやすい本です。専門用語や経営の知識の羅列ではなく、平易な言葉や例で、わかりやすく説明されています。しかし、その中で、収穫逓増、ドミナント・デザイン、テクノロジーの普及等、最新の(??)の研究成果もフンダンに盛り込まれている印象の本した。この分野の最新知識を、網羅的に、わかりやすく、習得できる本でした。
勝つための業を起こす際に獲得しておくべき基礎理論と基本事項を,経営戦略,マーケティング論,資金調達面からケースを用いて説明されている本である。「当然でしょう」と思われる面があり,「具体的に何をすべき?」という疑問を残してしまう点が残念である。アントレプレナーとして身に付けておくべきスキルは何かを知ることが出来る点では,素晴らしい一冊と言える。これから起業しようとする人にとっては,大いに参考となりますね。