これは、14歳以上の人たちに向けてかかれた本ですが、14歳が理解するのは難しいかもしれません。たとえば、この本の感想を「説教地味ている」と思えば、そうだし、「そうじゃない」と思えばそうではない・・・そうやって、「自分が思う通りに人は生きている」と作者は語っています。もし、人生に迷っている方がいらっしゃいましたら、この本を読まれると霧が晴れるのではないでしょうか。生きるということの意味がわかりますよ。でも、読みこなすのは大変ですぞ!!私の息子に渡しましたが、まだまだ、全部は理解できないと思います。けれど、意味が分かったとき「この本は凄い!」と思うよ。
14歳のほぼ倍の歳になったけど読んでみました。<BR>難しい言葉は一切なし。<BR>でも内容はハード(なような気がする)。<BR>テーマは「自分」「考える」「死」「他者」など。<BR>それは哲学において、というより<BR>生きていくうえでほんとうに大きな問題だったはずで、<BR>ひとりひとりが答えを出しておくべきだったけど<BR>答えが出なかった(出せなかった)ために<P>避けていた問題。<BR>これらの問題に対する答えが示されているわけではない。<BR>ただ、入り口にまで連れて行ってくれることは確か。<BR>それより先は読者自身に任せるということなのだろう。<BR>14歳をはるかに過ぎてしまった人たちが<BR>ちょっと立ち止まって手に取るといい。
サブタイトルが「考えるための教科書」とある。<BR>まさに考えるための本。<BR>一応14歳の子供を意識して書かれているようだが、大人が読んでも非常に読み応えがある。<BR>というか、だんだんと何を聞かれているのか、何を言っているのか分からなくなってくる(苦笑)<BR>自分とは誰か?死ぬってどういうこと?自由とは?<BR>大きなテーマに向かって悩むのでなく考える。<P>とにかく考える。<BR>「考えるというのは、それがどういうことなのかを考えるということであって、それをどうすればいいのかを悩むってことじゃない。そえがどういうことなのか考えてわかっていなけりゃ、それをどうすればいいのかわからなくて悩むのは当然じゃないか。(p9)」<BR>むかい、ムーミンに出てきたじゃこうネズミの哲学者を急に思い出した(笑)