私は今年で55歳になる。30年前に就職したとき、他人より能力の劣る自分が対等に立つには、他人が寝ている時に頑張るしかないと覚悟して、毎日3時間の睡眠と1週間に1日の徹夜の日を設けた。しかも、明け方の5時過ぎに1時間程度の瞑想を行った。座り型の影響を色々と実験した結果、1時間以上の瞑想でも全く疲れないのは結跏趺坐であることが分かった。また、1時間以上の瞑想を続けていると、呼吸の感覚が徐々に長くなり、いつの間にか、1分に1呼吸している自分に気づくことになる。<BR>また、「ヴィパッサナー瞑想」を1時間実践して心が休息できれば、普通に8時間睡眠したよりも心はリラックスできるのである。従って、スマナサーラ長老が言うように、3時間以内の睡眠でも決して眠くはならない。だからこそ、瞑想は現代人にこそ必要なのではなかろうか。もし、瞑想に習熟する前の段階でどうしても眠気が心配なら、昼休みに10分間の「屍のポーズ」を実践すれば問題ない。
全然宗教的ではなく、科学的であり抵抗なく読めます。瞑想も簡単に行えます。ただ集中しなくては効果は薄いでしょう。下のレビューで瞑想が長すぎると書いてありましたが、時間は自分で調節できるので時間が無いという人にもおすすめです。
昨今瞑想はやりで、でもどうしたらいいのかわからない人にもってこい。最後のほうでQAもあるし、瞑想したい人はこの本でプロになれる。今まで瞑想してきた人も、リニュアルできます。<BR>スマナサーラ氏はやはり本物です。