今の生活の何が問題か、明確にしてくれる本です。<BR>後半以降の「行動と気持ちを合致させる」というくだりは、非常に面白かったです。<BR>自分の行動は、何を「思いの窓」にしているかで分析でき、それが悪影響のある行動であれば直せるということが分かりました。<BR>私は最近、仕事上の失敗を隠すという良心に反することをしました。<P>その時の私の思いの窓は、「失敗がバレるのは恥ずかしい」というものだったためです。<BR>でもその代償は、毎日びくびくして精神的に辛いものでした。<BR>今は「失敗は誰にでもあるもので恥ずかしいものではない」を思いの窓にして、随分楽になり、また正直になりました。<BR>そのような例が満載されていて分かりやすいです。<P>昨日「渡る世間は鬼ばかり」を観て、人の幸運や!行!!動の足を引っ張り自分の事しか考えてない出演キャラたちに読ませたいものだ!と思ってしまいました。<BR>ドラマの中で性格の悪いキャラが、TQを読んで良い人に変わったら面白いですねー。
もし、あなたが自分の人生を愛したいと思うのならば<BR>時間を浪費しないことだ。<BR>なぜなら、人生は時間でできているのだから。<P>上記はベンジャミン・フランクリンの言葉である。<BR>タイムクエストは、人生を愛するために、時間の管理を<BR>提言する書籍である。<P>最初に人生で最も重視するべき「価値」を選定し、<BR>次に価値を実践するための「役割」を決定する。<P>その役割に基づいて「目標」を定め、<BR>達成のための「タスク」に分解する。<BR>それらのタスクをスケジューリングして、<BR>日々の生活へ落とし込んでいくのだ。<P>常に人生の目的を意識しつつ生活し、関係の無い予定を<BR>極力排除することで「時間が無い」と<BR>口癖になってしまった人生を変える手法である。<P>あなたは時間に支配されていない!。<P>もし、あなたが時間を支配したいと思うのなら、<BR>本書は興味深い提言をしてくれるだろう。
この本から得たのは、『人は「思いの窓」を通して世界を見ている』ということと、すぎた時間を取り戻すことは誰にもできない、という2つのこと。『思いの窓』というフィルターは人それぞれ違っていて、同じ出来事を違うように解釈させてくれる。「暴力」をかっこいい、ととらえることと「野蛮」ととらえることの違いは、認識と行動に表れる。『思いの窓』を取り替えるとまったく違った世界が見えてくる。違った行動を選択することになる。同じことの繰り返しは、楽だが、成長がない。成長につながるチャレンジがなければ人生は面白くない。そのことを作者の経験を通して教えてくれる。また人間にできるのはこれからを変えることであって、これまでを変えることはできない。だから、これからを有意義にするように努力しよう。有意義に過ごすには、自分の人生に大事なことに時間を掛ければいい。これは単純なことだけど結構難しい。これを続けるには励ましが必要。繰り返し読むことで忘れかけたことを思い出させてくれる。