早く読めました。<P>わかりやすくてよいです。<P>決算書で設ける、というよりはBS/PL初心者の方にこういう数値面から<BR>企業をよくジャッジすることが求められているのですよ、という<BR>指南書に思えます。
決算書を読むのは、株式投資の基本と言われている。私も、多くの本を読み、決算書を読む能力はそれなりに上がってきた。<P> しかし、「投資に活かしきれているか」と言うと、そうでもない。実際に決算書を投資に活かすのは、決算内容が明らかに悪い企業を投資対象から、はずすのに役立つぐらいである。 決算書を読むだけで、多くの企業の中から、業績見込みがよく割安な企業を見つけるには、まだまだ、能力も時間ない。個人投資家にとっては、(1)ポイントがわからない、(2)断基準がわからない、(3)読むのに時間がかかり過ぎるなどの問題があるのだ。<P> この本はこれらの問題に、解決策を出してくれた。<P> ・投資家に必要なポイントのみを教えてくれる<BR> ・業界他社との比較や判断基準も教えてくれる<BR> ・各種指標を自動計算してくれるソフト付きである。<P> このソフトがまたすごい。データの取得も表示も自動化されている。個人投資家にとってはまさに福音の書。プロと同じ目を個人投資家として持てるようになるのだから。
私は素人投資家です。本業は、サラリーマンです。<BR>自分と家族の将来のために、ささやかでも資産を作りたいと思って、少しずつ株式投資しています。<P>素人にとっても、投資は趣味ではありません。<BR>自分と家族の将来をかけて、なけなしのお金を投資するわけですから、高リターンを期待できる銘柄をしっかり選んで、20年後、30年後に振り返ったとき「着実に殖やしてこれた」と言えるようになりたいと思っています。<BR>だけど、じゃあどういう銘柄を買ったらいいのか?買った後で状況が変化したとき、持ち続けていいのかどうか?判断のよりどころを教えてくれる本って、ほとんどありませんでした。<P>そういう投資の一番大切なところを教えてくれる本は、私にとってはですが、今までは唯一「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」があるだけでした。<P>バフェットの本も本書もそれぞれの視点から、どういう条件を満たしたら(長期で持つに値する)本当にいい銘柄と言えるのかを教えてくれます。<BR>本書はさらに、株価は何で動くのかを教えてくれます。<BR>100ページに満たない薄い本ですが、ここに銘柄選択術の本質、ただちに実践に使えるノウハウが詰まっているように思います。<P>この本で紹介している数値指標は、ほんの数個です。会計や財務の知識がある人には珍しくもなんともない、経営分析のための基礎的な指標だと思います。<BR>しかし、「これとこれが株価を動かす数値だ」と明確に定義していて、しかも納得できる説明がされている本はまずないと思います。<BR>私のような素人でも、株式投資の銘柄選びという視点に限れば、会計の専門家よりも決算書を読みこなせるようになったかもしれません。(ちょっと言いすぎ? ^^;)<P>最後に付録のソフトについて。Excelにちょっと手を加えたシンプルな作りですが、できることはすご過ぎです。こんな便利な道具は、ドラえもんしかくれないんだと思ってました...