書名タイトルは、確かにエグイかもしれません(笑)。<P>でも食わず嫌いにならずに、ぜひ読んでみていただきたい本です。学びや氣づきが、どっさり満載です。ページをめくるごとにひらめきが湧いてくるというくらい、本当にすばらしい内容です。<P>「ブランド」というのは、定義づけは難しいものだと思います。専門家によって、さまざまな定義があります。マーケティング理論書に書かれた定義は、人によっては、いまひとつしっくりくるものでなかったりもすると思います。<P>でも、この本は一味違います。例えば「ソリューション・ブランド」「メソッド・ブランド」「場のブランド」「お客さまブランド」、これらが意味するのは何なのか?を、自分の経験や、ユーザーとしての体験と照らし合わせて読んでみると、次から次へといろいろな「発見」があります。<P>本業にも副業にも役立つという意味でもイチオシの本です。
羽田で飛行機に乗る前の暇つぶしで、表紙の派手さに惹かれて購入。どうせ、軽いモノだろうと思って読みました。が、結局、飛行機の中で1回読み通した後、その日の夜に家でもう一回、再読。赤線どころか、書き込みで一杯になったので、再度アマゾンで購入しました。<BR>正直、1行は2/3くらいの高さにして、書き込みの為のスペースを空けておいてくれれば、もう一冊買う必要はなかったのに・・・。それは褒め言葉として受け取ってください。
一読して、ふと「会社はこれからどうなるのか」(岩井克人著)を思い出した。岩井氏は、「会社の所有者」を問題にしているが、この本では「ブランド(ビジネス)の所有者」を問題としている点が独自。両方を併せると、これからの会社のステークホルダーを「ストック」と「フロー」の両面から考えられるのではないか。<BR>ブランドの実効的な所有者を「顧客」におく『お客さまブランド』というアイデアは非常に斬新で、なんとかこれが応用できないかと思った。<P>また最後の「会社のために死ぬ人間はもういないが、ブランドのために命をかける人間はこれから増える」という言葉は、これからの働き方への重要な示唆だと思う。<P>「儲け」の本として読むのもひとつだが、『これからの働き方』を考える意味で面白い本ではないか、と思った。