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| 本間宗久相場三昧伝-相場道の極意-
(
本間 宗久
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相場の捉え方を凡時、非常な捉え方。 相場の初心者だけでなく、スランプに陥った方に是非、一読願いたい書であります。<BR>相場に足を踏み入れ36年。 この書に出会ったのが約10年前。<P>今でも、迷ったときには、この書を一読し相場に臨みます。 相場を行っている人間はかならず読んだほうがいい本だと思う。<BR>非常におくが深く現在の株式運用より非常にむずかしいといわれた、米相場での本間宗久の体験的相場勘が記されている。 遡ること18世紀に米取引の相場で連戦連勝、その名を轟かせた本間宗久が著した秘伝である。古典書のように、原文に現代語訳がついている。「通いの高下は、十俵高下を的にして、手早に見切ること第一なり」といった89箇条の心得が淡々と述べられている。大衆心理や恐怖、強欲といった人間の心理は300年の時を隔てていても変わらないのか、現代の株式相場にも通じるものがあり興味深い。ただ、あくまでも心得であり、そのままでは現在の売買に使えるものではない。相場の経験者が味わって読むには良い一冊だと思う。
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