この本は、一般的な知識と、外国人の質問という2本立てになっています。<BR>日本人は皆、お茶を習うのですか?など、うーん、なんて答えようかな、というものを簡潔にまとめてあるので、知識の整理にも役立ちます。<BR>まあ、トリビアの世界なんですけど、雑学をいっぱい知ってると、外国人とのコミュニケーションも円滑に進みますよね。
日本について聞かれた時、表面的な説明は出来ても、その背景について案外知らないであたふたする事がよくあります。<BR>また、説明するとなると一体どこからどこまで言えば相手に伝わるのか、満足させられるのか悩むところでもあります。<BR>この本はそういった悩みを解決してくれる手助けになると思います。<P>長年のプロのガイドとしての経験に基づいて書かれた英文は、事柄の背景も踏まえた上で丁寧かつ簡潔にまとめてあり、さすが、と感心させられます。一般的によく見られる日本事象の本の説明文は短く数行しかないものも多いですが、松本さんの説明は観光などの場でそのまますぐ活用できると思います。<BR>また日本について、統計などのデータがついていたのが嬉しいです。関連して聞かれそうな質問が予桊??できて役に立ちますよ。
日本や日本人のことが、とても面白く、また的確に紹介されています。やはり著者の松本さんが長年ガイドで活躍されてきたからでしょうか、大変な量の情報が、独特な視点から、さりげないユーモアを交えて、何気なく簡潔に表現されています。その点、実に驚くべき力業だと思います。日本語で書かれた部分を読むだけでも、最初から惹き込まれてしまいました。英語の勉強や、日本紹介の準備のためだけではなく、純粋に日本と日本人のことを知りたいと思っている人にとっても、これは理想的な本です。こんなに見事な本を書かれた松本さんへのエールの意味も込めて、書かせていただきました。