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人体のしくみ―CGデザイナーのためのグラフィックバイブル ( 飯島 貴志 CG WORLD編集部 )

収録されているオブジェクトデータにかなり難があります。<P>フォルダやメッシュの名前に日本語(2バイト文字)が使われていて、<BR>汎用性の高いOBJフォーマットと言えど、ちゃんと読み込めるソフトが<BR>どれだけあるかが疑問です。実際、私の手持ちのソフトではまともに<BR>読み込めるデータの方が少ないです。<BR>CG専門誌がこんな素人臭いミスをするとは思えないのですが・・・<P>また、ベタにLightwaveからOBJ出力しているようで、ポリゴンメッシュが<BR>両面になっていますので加工して使うのも難しいです。<BR>データはあくまでオマケと考えた方が良いでしょう。

精巧でリアルな表現と、抽象的な構造モデルとをうまくつかって、人体の仕組みが説明されている。構造だけでなく、動作についても精密な観察にもとづいた指摘が多くあり、なるほど確かに、と思わされる。<BR>CGアーティストだけでなく、デザイナーやダンサーなど人体の構造と動作に興味のある人はみな楽しめるでしょう。手首の関節は回転しないって知ってました?

CGWORLDの連載を単行本化したものです。<BR>実際に3DCGを使ったオールカラー200ページで、グラフィックも大きめのものがバランスよく配置されています。連載時とほぼ同量の情報をつめこんでいるため、やや文字が小さいと感じましたが、そのぶん内容はつまっています。<P>人体の各部位についての記述が6割、座る歩く走る登る降りる跳ぶ投げるなどの動作関連で4割と若干の表情集です。個人的には動作関連がもっと多いとよかったのですが。<BR>各間接の稼動範囲や細かい部位の平均的な寸法、男女のプロポーションや重心移動の違い、年齢による骨格構造の変化などはとても参考になりました。<P>使用料フリーで映像制作に使えるかなり精巧なデータ(obj形式、全身モデルは骨格と成人女性のみ)がついてち?ます。<BR>整頓されたデータベース本は一冊持っていると重宝すると思います。

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