はてしない物語 (上) みんなこんな本を読んできた はてしない物語 (上)
 
 
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はてしない物語 (上) ( ミヒャエル・エンデ 上田 真而子 佐藤 真理子 Michael Ende )

読んでいただければ理解できると思いますが、装丁も含めた本全体がひとつの作品なので(岩波のハードカバー版の装丁は原書の装丁よりも良い出来です)、ソフトカバーでなおかつ分冊になっちゃってるこの本はあまりお奨めしたくないですねえ。ああ、岩波書店の良識を信じていたのになあ。こういう作品はお手軽に読んじゃいけないと思います。クロス装の手触りとずっしりとした重量感が伝えるメッセージは、子どもの本ならなおさら何物にも替え難い筈ですが、世間はそう思わなくなってきた、という事なんでしょうか。確かにハードカバー版は高いですが、あなたが大人なら、一回飲みに行くのとどちらが人生にとって有意義な時間の過ごし方か考えていただきたい。そういう意味で星3にしましたが、文学作品としてはどなたにとっても必読の傑作です。

10才の時に一度読んだきりの、そしてこの先、決して読み返す事のない本。 <br />それでも、この本は私にとって、永遠の、唯一の『一冊』です。 <br /> <br />夏休み半ばの或る日の夕暮れに読み始め、次の日の明け方までバスチアンと共に旅をしました。 <br />30を越えた今では、その旅の記憶もおぼろになり、私たちが何をしたのか、細部までは思い出せません。 <br />しかし、今でも、あの旅の事を思うと、胸が熱くなり涙が流れそうになります。 <br />憤り、嘆き、勇気、愛おしさ、はかなさ、切なさ、鮮烈な感情がわき上がってきます。 <br /> <br />この本には読み頃があります。 <br /> <br />20代、30代、それ以降に読んでも、恐らく一級品の文学なのでしょう。 <br />ですが、10代、それもなるべく早いうちに読むことをおすすめします。 <br />バスチアン達と共に旅に出ることができるのは、14,5才が限度だと思います。 <br /> <br />あなたに小学生、中学生の子ども、あるいは甥、姪がおり、その子が読書を好むなら、是非、この本を与えてあげてください。 <br /> <br />一夜明けた時には、彼、彼女は、胸の中に大切な思い出と、決して破れない友情を抱えているでしょう。 <br /> <br />そうしたら、あなたは、そっと、枕元に置かれた「はてしない物語」を、子どもの手の届かない所にしまってください。 <br /> <br />・・・思い出と友情を永遠にするために。

上巻では、本好きなら誰でも一度は思う「本の中に入りたい」という純粋な願望を叶えてくれる、わくわくする内容です。その当時は、文学界の中でもかなり画期的な試みだったと思います。 <br />本の中の冒険者アトレーユが、冒険に旅立たねばならなかった真の理由が明かされるラストは、本当に魅力的です。ただ単に「世界を救う為」「好きな人を救う為」などという安易な理由ではないところが名作といわれるこの物語の底力だと思います。 <br />何重にも重なり合った深みのある物語からは、エンデの情熱が伝わってきて、それだけでも感動します。 <br /> <br /> <br /> <br /> <br />

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はてしない物語 (上)&nbsp;&nbsp;&nbsp;いじめられっ子の少年が、不思議な本の世界に入り込んで、数々の冒険を繰り広げる傑作ファンタジー。著者のミヒャエル・エンデ(1929-1995)は、児童文学という枠を越え、作品を通じて現代社会に対するさまざまな警鐘を鳴らし続けた、ドイツを代表する作家である。1979年に発表された本書は、『モモ』 『鏡のなかの鏡』とならぶエンデの代表作として名高い作品だ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;デブでチビの少年バスチアンは、古書店で目にした1冊の本に目を奪われ、たちまちその世界に魅了されてしまう。ファンタージエンという国を舞台にしたその物語では、女王「幼ごころの君」が病に倒れ、何もかも飲み込んでしまう「虚無」が王国を滅ぼそうとしていた。女王の特命を受けた主人公アトレーユは、その危機を救うべく探索の旅に出る。しかし、アトレーユの冒険の中には、読み手であるバスチアン自身の話までもが書かれていた。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;幸いの竜フッフールをはじめとするユニークな怪物たち、古今東西の名作をモチーフにした挿話。そして、随所に挿入される「けれどもこれは別の物語…」という意味深長なキーワード。エンデの遊び心が存分に散りばめられた物語からは、世代を問わず誰もが、何度読み返しても、新たな発見を見つけ出すことができる。なぜなら、「幼ごころの君」が象徴するように、本書を通じてエンデが語りかけるのは、すべての人の心にある「永遠の子ども」に対してだからだ。本書にはまさに、果てのない物語が幾重にも広がっているのである。(中島正敏)
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