西郷隆盛、二宮尊徳、日蓮上人にはとくに影響されました。
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<br />西郷隆盛からは「天」の思想を学んだ。
<br />「貧困は偉人を作り
<br />功業は難中に生まれる
<br />雪を経て梅は白く
<br />霜を経て楓は紅い」
<br />この詩の一節は、もはや私の人生に欠かせません。
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<br />二宮尊徳からは、少年時代の勤勉さに感銘し、
<br />自分もこれほど勤勉にならねば、と感じた。
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<br />日蓮上人からは、「勇気」といった、精神の強さを学んだ。
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<br />この本は私の人生を変えたといって過言ではないと思います。
<br />彼らの生き方には強く影響された。
<br />この本を読まなければ、好きな人に告白をすることもできなかった。
<br />「決断」、「度胸」、「勇気」といった精神を、この本は与えてくれました。
<br />そして、日本人としての誇りも。
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<br />新渡戸稲造の「武士道」よりも好きな作品です。
ここでピックアップされた偉人像は、いかにして清く正しく生きるかを教えてくれます。
<br />「西郷隆盛」、「上杉鷹山」、「二宮尊徳」、「中江藤樹」、「日蓮上人」。ところで、中江藤樹というひとは、この本ではじめて知りました。
<br />全体から感じたのは、前の4人と最後の日蓮上人では、ちょっと文章に温度差があったことです。
<br />前の四人については、「本当にこの4人が好きなんだ」という愛情があると感じられるんですが、日蓮上人については、それほどの勢いを感じませんでした。
<br />じっくり読み込めば、その辺の差も具体的に見えてくるとは思いますが、次回にとっておきます。
<br />とにかく、「いかに生きるか?」という永遠の命題に対して偉人像を使ってヒントを与えてくれる良書です。
<br />このなかの何人かの偉人に対しては、もう少し知りたいと思いました。
他の方もレビューで書かれていますが、非常に読みやすくなっています。また、一つ一つが適度にまとまっているので、全部読むというほかに、自分が気になる人だけ読むという読み方もいいのではないかと思いました。
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<br />現代でも言葉を変えればそのまま当てはまることがあり、非常に参考になることがちりばめられてます。
<br />ここから、さらに気になる人物を深く調べていくための入門書としてもお勧めできるのではないでしょうか。