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人生の短さについて 他二篇 ( セネカ Lucius Annaeus Seneca 茂手木 元蔵 )

自分が普段から感じていつつ、しかし表現しようとすると形にならない、モヤモヤとしたものが、本書を読み進むに連れ、形となっていきました。 <br /> <br />書かれていること全てに賛同するわけではありませんが、現代においても、そのまま通じるであろうことは、多々書かれていました。そう考えてみると、2000年近くも前から人類は根本的に変化していないのだなぁ、と思いました。 <br />

良い生き方、意義のある生き方とは・・・?という答えを漠然と探している時この本を購入しました。<br>自分の今までの価値観を根底から覆される内容が記されていました。<br>「目からウロコ」とはこのことです!<p>多忙を極める人間は愚人、栄華を極めた人物ほど愚人、成功して趣味や道楽に没頭する人間は愚人・・・<br>等々、世間一般で羨望を受けている人物は愚かな人々だと一蹴しているのですから。<p>人生は短く、他人や仕事に時間を与えることこそ愚かなことであり、賢人は自分の時間を管理し、<br>自由に操ることのできる人物だという理論には、驚きながらも納得させられる部分が多々ありました。<p>私自身も日常多忙であり、仕事でも評価されており、でもそうやって過ぎ去っていった日々を年老いて振り返った時に何が残るのか・・・を想像させてくれた本でした。<p>今の年齢で、読んでみて良かったです。<br>今の時代にそぐわない点もあると思うので、全てを受け入れる訳ではありませんが、今までの自分になかった価値観に目を開かせてくれた貴重な一冊でした。<p>ぜひ一読をお勧めします。

 金銭を所有するのを欲することはキリスト教を精神的背景に持つ欧米人にとっては長らく心の隅に潜む罪悪であると捉えられていた。このことは成長と成功を目指す者にとっては一種の心的ブレーキとなりがちなのだが、このストア派に属する哲人は、それについて明快な答えを出している。<br> すなわち、賢人にとっては金銭を持っていても、持っていなくても心は動揺しないので同じことなのだが、持っていない場合は、節制や欲望を押さえるといった、修練を積む機会がこれ以上は無いが、持っている場合は、そういった修練をすることができるので、持っていたほうが持っていないより良い。要するに富や金銭はたまたま仮に自分に宿る物で、それに対する使い方や意識を磨く修練のきっかけとして使えば良いものである、というのである。<br> なんともすばらしい解答ではないか!20世紀の初頭にアンドリュー・カーネギーやラッセル・コンウェルらが、金銭を所有していないと自己実現も社会変革もなしとげることはできない、として金銭の所有に対する罪悪感を払拭したが、それに1900年も先立って同様のことを述べていたストア派の卓見には恐れ入ってしまう。<br> 他にも、今一瞬のみが自分でコントロールできる時間で、時間をつまらぬことに奪われないようにしろ、などという考えはオグマンディーノやスペンサージョンソンに影響を与えていると思われる。<br> 毎日カバンに入れ、物事を「どう考えるべきか」について考えてみたいとき開きたい一冊である。

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人生の短さについて 他二篇
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