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| 種の起原〈下〉
(
チャールズ ダーウィン
八杉 龍一
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ダーウィンの名前や,「進化論」や「自然選択」という言葉は,生物学に興味のない人でも学校の授業で一度は耳にしたことがあるだろう。<br>実際に『種の起原』を上巻から通して読むと,様々な生物の観察や幅広い知識に裏打ちされた考察に基づく学説だったことが分かる。<p>今のように便利な道具も少なかった時代に,地道な調査を行い,綿密に研究を重ね,説得力のある説を唱えたダーウィンの努力と聡明さは感動すら覚えさせ,現代の研究者や研究者を目指す者には刺激を与えるだろう。
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