英語長文参考書としてかなり効果的な完成度に仕上がっていると思います。
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<br />本書は竹岡先生の一言コメントなど各所に有益な情報が散りばめられているので、
<br />学習途中も良い感じにモチベーション維持してくれます。
<br />構成もよく出来ており飽きずに最後まで短期間で終わらす事も可能です。
<br />付属のCDはスローバージョンとノーマルスピードのものが収録されているので、
<br />スローバージョンでシャドーイングをしノーマルスピードでリスニングというようにすると使いやすいかと。
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<br />特別何か凄いというわけでは無いものの、現時点での英語長文の参考書としては
<br />トータルで考えると最高の出来だと言っても過言ではないでしょう。
解説が懇切丁寧で、目から鱗が出るほどわかりやすい!という本ではないです。
<br />最初本屋で見た時は、なんて大したことのない解説なんだ、と思いました。
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<br />それにも関わらず、この本がよいと思うのは、英文です。筆者は自分の経験から「学習効率の高い良問を選んだ」と述べています。英語長文問題集で重要なのは実は解説よりも問題の質であって、問題がよければ知らず知らずに実力はついていくはずです。テクニックを公開!というような問題集がたくさん出てるなか、良問を選んだという問題集は価値が高いと思います。問題を選んだ筆者も信頼がおけるので、この点もいいですよね。普通の問題集は誰が問題を選んでいるかわかりませんし。責任を持って精選してくれているのでは、という安心感があります。
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<br />CDがあるのはやはりよいですね。あと、問題の形式からして、直前期にガンガン解く感じではないので、じっくり力をつけるために使うとよいと思います。
高校生の娘を持つ父親ですが、娘の英文の読解力を向上させるために本書を購入しました。本書は16の英文それぞれが、「問題」、「全訳」、「分析」、「重要構文にフォーカスしたチャレンジ問題」、「単語のチェック」で構成されています。又、CDが付いているのでシャドーイングなどの学習も可能です。
<br />本書の主な特徴として、
<br />1.学習し易い。
<br />2.短期間で終える事ができる。
<br />3.英文が興味深い。
<br />4.有名大学の入試問題を使っているので学習する上で刺激になる。
<br />の4点が挙げられます。特徴を羅列してしまうと、あまり本書の良さを訴えることができないのですが、最近の入試問題は、決して難しい単語を使っているわけでもないのに訳しにくいものが増えています。(実際のビジネスシーンに多くあることですが。)
<br />本書はその点に力を入れていて、構文的に非常に学ぶ点が多く示されています。
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<br />本書を学習する上での注意事項ですが、学習し易いので一通りの学習だけでは決して終わらせないこと。一通りの学習では一通りの成果しか得られません。又、難しい問題でも必ず解けるといった信念を持って臨み、納得した答えをだすまでは、決して回答を見ないこと。いくら考えても見当もつかないといった場合は、本書でなく他の英文解釈の問題集を使用した方がよいでしょう。最後に「重要構文にフォーカスしたチャレンジ問題」は本書の肝ですので、こなれた日本語で訳せるまで練習することをお勧めします。
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