東京の町歩きをしていて思うことは、かつての町名や通り名に物語性があるのだなということ。この本でも、昔の人は坂道一つ一つに味わいぶかい名前をつけている。ネッコ坂、幽霊坂、岩の坂、日無坂など、いわれを知るのは楽しい。通りの名前もやってほしい。
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神戸の出身ですが、東京に来て驚いたのは、非常に多くの坂に名前がついていること。
<br /> 神戸は坂ばかりの町ですが、名前のある坂はほとんどない(ように記憶してます)。神戸っ子としては残念ですが、歴史の差でしょうか。
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<br /> この本を読んで、さらにそれぞれの坂の名前にはちゃんと由来があるんだなと知りました。地震や戦災にあっているのに、東京には古い名前の坂がずいぶん残ってるんですね。
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<br /> この連休、天気がよくなったらこの本をもって坂道散歩に行ってみようと思います。
<br />ちょっと楽しみ。
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これからは、本書で坂をチェックしてから出かけようと思った。
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<br />タモリが副会長をしている「日本坂道学会」。本書は、その会長による約3年間の新聞連載をまとめたもの。改めて一冊に本になってみると、平地に思える東京でも坂がとても多く、その一つ一つにきちんと名前がつけられていることに驚かされる。ペラペラとめくっているだけでも、あんな坂にも名前があるんだと、妙に感心してしまう。
<br />坂ごとにその周辺に何があるのか、昔は何があったのか、坂にまつわる歴史上の話など書かれていて役に立つが、それをすっ飛ばして、途中途中にあるいくつかの坂をまとめた地図(イラスト)を見ているだけでも楽しい。
<br />観光ガイドブックとしても役立つが、都心に住んでいる人や働いている人も、ちょっとカバンに忍ばせておくと、楽しいかもしれない。
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<br />もう少し写真やイラストが多いと楽しいのに……ということで星は一つ減らし。