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| エヴェレストより高い山―登山をめぐる12の話
(
ジョン クラカワー
Jon Krakauer
森 雄二
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「空へ」のほうを先に読んでいた為そんなに期待せずに手にしたのだけれど、面白かった。ツボにはまって大ヒット!な本で知人に勧めまくりました。<br>山をやってる人、岩をやってる人そして関心のある人がすごく楽しめる本だと思います。個性的な登場人物たちのエピソードの色々がたまらない。実は「空へ」での著者の印象はそんなに高くなかったのですが、これを読んで山に対する造詣や思い入れの深さ、キャリアなどを再認識しました。<br>自由なスタンスで書かれた12の話それぞれが楽しめよ見ごたえあります。笑える本として読んでも良し、ウンチク本でも問題提起として読んでもよし、です。<br>それにしても帯の言葉にうなずける。確かに、だから山は(岩は)面白い。 おおきなザックをかついで、登るつらい登山。 雪山で吹雪かれたときの過ごし方。シャモニのヒッピーたちのプライド。 外から見ただけでは、決してわからない世界。 彼らにとって山は、どれほどのプロブレムなのか。何を考えているのか ユーモアある文体で、山屋の世界をつづった。
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