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ばいばい ( まつい のりこ )

この本を人からいただいて初めて読んだとき、親である私の感想は「ばいばいとこんにちはばかりで何がいいんだろう?」というものでした。ところが、当時10ヶ月だった娘はすぐにこの本を気に入り、一日何度も私のところに持ってきては身振りで「読んで!」とせがみました。 <br /> <br />どの動物が出てきても、文章は同じ「こんにちは」と「ばいばい」なので、それぞれの動物によって言い方を変えたして、読むこちらも工夫するようにしています。うさぎは元気よく、象は太い声で、きりんは高いところから聞こえてくるような声で…等々。 <br />何度も読んでいるうちに、この本は単純な構成ながら、というより単純な構成なだけに、子供を惹きつける力のある本だと思うようになりました。 <br /> <br />ちなみに、娘はこの本で「ばいばい」を覚え、手を振るようになりました。 <br />

これはセット本して購入しましたが、そのセットの中でこれが1番私的には楽しいとは思えませんでした…「バイバイ・こんにちは」の繰り返しはいいと思うのですが、その絵を見て、こんにちは なのか バイバイ なのかちょっとわかりづらいですね。

いろんな動物が、繰り返し「こんにちは」と「ばいばい」をする絵本。それだけなんですが、その単純さがちょうど良いです。読み聞かせながら、一緒に「こんにちは」「ばいばい」をするといつの間にか、子供もしているじゃないですか! 一緒になって身ぶり手ぶりで遊べる良書だと思います。本もしっかりした作りで、ページ数も丁度良いです。

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