小学1年の息子が冬休みに退屈しないようにと考えて同じ作者の本を何冊かまとめて買いました。もともと本好きな息子ですがすごい集中力で一気に読み通したのを見て相当面白いのだな,と読んでみると,いやいや楽しいこと楽しいこと。恐ろしげな大泥棒が案外間抜けで,なんとなく憎めないんですね。自分が児童文学を読む年頃にはまだこの本は日本では出版されていなかったのが残念ですが,息子と同じ本を読んでああだこうだと語り合える機会を与えてくれた作者に感謝します。
小学生の時に読みました。もうとにかく面白い!<br>母親の「ご飯よ~?」という声に、渋々本を置いた記憶がよみがえります。<p>10年後、ドイツの本屋さんでこの馴染みの「どろぼう顔」を見て大喜び。<br>ドイツ人の友人いわく、「私も小さい頃読んだー♪ドイツでは定番よ!」<br>とのことでした。何だか嬉しくなりました。<p>私も自分が子供をもったら、読み聞かせてあげようと思ってます。
この本を初めて読んだのがいつだったか、正確には思い出すことはできませんが、たぶん小学生くらいのころだったと思います。小さいころは、この本を読んでストーリーの面白さに単純に引き込まれ、また、お話の中に出てくるおいしそうなドイツ料理に心うばわれたものです。ハタチを過ぎた今となっては、ザワークラウトも、ドイツのソーセージも食べたことがあるものとなってしまいましたが、それでも、このお話を読んでいるととても素敵な、ほのぼのとした世界に浸ることができます。ホッツェンプロッツのどろぼうらしい言い回しや、登場人物のしぐさの描写もほんとうにかわいらしいのですが、訳ではなく原作が読めたらどんな感じなんだろう…と思うあまり、ドイツ語を勉強しようかと思ってしまうほどです。子供向けの本ですが大人にも、本当にお勧めです!