金曜日の砂糖ちゃん みんなこんな本を読んできた 金曜日の砂糖ちゃん
 
 
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金曜日の砂糖ちゃん ( 酒井 駒子 )

 三つのお話で構成されていますが、最後のフレーズに捕らわれて購入してしまいました。 <br /> 心の奥深くに眠っている幼児期の記憶や感覚を呼び覚まされる絵だと思いました。リアルな記憶なのか幻想なのか・・・。 <br /> それっきりもどっては来ない。と、言うことはもう二度とこの世界には戻れないと言うことでしょうか?

不思議なタイトルですね。 <br /> <br />金曜日という言葉は特別な響きを感じる。 <br />一週間の中では、onとoffの切り替わりを伝える鐘の音的な曜日だ。 <br />それに続くのは砂糖ちゃんという甘い誘い。 <br />眼を閉じた少女の絵とあわせて、読む前から色々と想像が膨らみました。 <br /> <br />これから読まれる方、心してページをめくってください。 <br />いつの間にか、幼い頃の無意識の世界へと足を踏み入れ、 <br />眼を開けたまま、夢をみることになるからです。 <br /> <br />ボクは酒井さんの使う黒が好きです。 <br />世の中の喧噪を全て塗りつぶし静かな時を作り出してくれる。 <br />そして、その中でしか聞こえない小さく美しい音に、気付かせてくれるから。 <br /> <br />表題作を含め3編の構成になっているのも、ちょうどいいですね。 <br />これ以上続いたら、本の世界からもどって来れなくなるかもしれない… <br /> <br />これは、大人にとっては罪な絵本です。

最後の物語は一見、単に最後に余韻を残しているような気がします。<br>それだけでも、なんだか素敵ですね。<br>でも、これは籠の中の小鳥の行動、もしくは小鳥の気持ちを、あの可愛らしい女の子で表現されているなのではないでしょうか?<br>最初は絵に惹きつけられたのですが、ストーリーにも、とても感動しました。<br>この絵本は、たくさんの方に鑑賞してほしいです。

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金曜日の砂糖ちゃん
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