ちょいわるおやじ、なんて言葉はほっといて。
<br />この人のバイタリティーは元気のもとになりえる。
<br /> 人にだまされた膨大なる借金をこともなげに
<br />自分のプライドを投げ出し、すべて返済。
<br /> すばらしいじゃないですか。
<br />
<br />アメリカに住んでいると、時に日本人を自覚
<br />することがある。日本ではそんなことないのに。
<br />いろいろあったよねー
<br />
<br /> HOW to be BIG
<br />
<br />どちらかというと成功者なんだから
<br />いい年のとりかたして、わたしたちをひきづっていってくれーーーー
<br /> なんてね。 有名すぎるが一読を!!!
<br />
この本の続編である「アーユーハッピー?」を
<br />初めて、読み興味がでてこの本を読みました。
<br />
<br /> だいぶ前に何度も読んだのですが、W杯での
<br />中田英寿の姿勢を見てふと永ちゃんのことを思い出して
<br />書きたくなりました。
<br />
<br /> 読んでて苦しかった。本当に苦しかった。
<br />胸が突き刺さる。苦労して騙されて親戚にもつまはじきに
<br />されしぶとく這い上がって行く姿。
<br />
<br /> 読んでてこの人は本当の愛情を欲しがっていたんだなと
<br />思った。涙がでそうになった。
<br />
<br /> でも、これだけ苦労して人間が曲がらずに筋を通せたのは
<br />「アーユーハッピー」のおばあちゃんのおかげだと思った。
<br />草むしりの話は好きです。それと矢沢永吉のお父さんかお爺さんが
<br />借金残して死んじゃった時、永吉がおばあちゃんと一緒に
<br />返しに行くわけね。そこで「あぁ、永さん(永吉の父ちゃんのこと、
<br />無くなったんですね。」「永さんは良い人でした。金なんか返さなくて
<br />いいです」とみんなに言われた話。凄い好きです。
<br />
<br /> 人間としての基本を教えてくれた。だからこそ、キャロルの時も
<br />2万円のアパートで生活し明日に備え貯金をためられたんですね。
<br />大手企業(法曹なら事務所・公務員なら官庁)に決まった、良かった
<br />悪かったなどというどうでもいい言説がバブル以降ずっと流れているけど、
<br />矢沢さんのこの本が人間の元を教えてくれた気がする。
今まで”永ちゃん”という名前と勝手なイメージだけしか知らなかった。だが、本書を手にして、皆に崇拝されるわけと本当の姿を知ることが出来た気がする。
<br />殺伐とした世の中だけど、元気がなくなったひとは一度この本を手にとってみて欲しい。きっと元気をもらえると思います。