ルーヴル美術館館長が殺害された。
<br />死に際、自らの体を使ってダイイングメッセージを残した。
<br />館長の孫ソフィーとその知人ロバートが謎を探る!
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<br />ってなわけで、今映画上映されてる話題の作品の上巻です。
<br />オカルト、エジプト、ダ・ヴィンチにちょろっとでも興味がある人なら、誰でも知ってるような内容が前半はつらつらと書いてあります。
<br />順番にテンポよく説明されているので、楽しく読めます。
<br />暗号ですが、アナグラムは知ってても、日本語以外はわからないので、あんまり「おぉ!」と思えないのが切ないですw
<br />フランス語と英語が話せる人なら、もっと面白く読めるのかも。
<br />なので、上巻は本編そっちのけで、謎解きとかミステリーじゃなく、歴史の本みたいな感じで読んでしまいましたw
先に映画をみたのですが正解でした。
<br />次々に現れる謎が見ているときは「え、なんだったの?」という感じでしたが
<br />象徴学やキリスト教にまつわる異聞などもっと知りたくなりました。
<br />訳文もスムーズですんなり読めます。けれど、この厚さで三分冊にする必要は
<br />なかったのでは、ということで★4つです。
すでにたくさんのレビューでも言われていますが
<br />この本で主人公たちが歩んだ道のりをトレースするととても面白いと思います。
<br />様々な芸術作品や美術品に系統的に出会えるのではないでしょうか。
<br />もちろん、この話の中核であるミステリーの部分もとても面白く
<br />一読の価値はあると思います。
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