高校時代に読んだ本の中で、もっとも印象に残った本でした。何度も読み返し、その度せつなくなると同時に暖かな気持ちになれました。孤独を抱えている青年層の方に、ぜひ読んでもらいたいです。大切な仲間に出会えますように…
初めて乙一さんの本を読みました。前々から一度は読んでみなければと思っていてとうとう…。面白いっっ!(さみしいお話ばかりですが)笑えるという意味ではなく、小説としてじんわりと楽しめます。
<br />
<br />どれもよかったのですが、私は『フィルムの中の少女』が一番気に入っています。地の文や会話が区別された従来の小説の形ではなく、心霊映像のフィルムについて相談を持ちかけた少女だけが、セリフを語っていくという小説の書き方をしています。それが、なんともいえないドキリとした効果を生み出していました。少し推理小説のような感じも味わえます。
<br />
<br />あとがき、楽しかったです。忘れずにここも読んでほしいですね。
とても読みやすいのに心にくるものがあります。
<br />気軽に感動したいなーなんて人にはいいんじゃないでしょうか。
<br />もちろん乙一ファンでも読めば感動です。