これと言って特筆すべき事はない。20年近くこのシリーズ読んで来たが、どう言っていいのか、次の巻への期待をこれだけ煽っているから、どうなるか心配だ。前のレビューの人も言っているが、ついていけるか気になる。それに比べリウイのシリーズは、テーマもしっかりしているし、安心して読める。両作品とも次巻早く出ないか心待ちです。
ロードス島から離れたマーモ島に舞台を移した物語もついにクライマックスへ向けて発進した。終末の巨人と始まりの巨人。最後になるのか始まりになるのか。
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<br />今の世界をとても大事に思っている人々の戦い。今の世界を守るための戦い。とても力強く、胸躍る。
昨日の敵は今日の友、協力は惜しまない、使えるものは何でも利用する。スパーク流の戦い方がはっきりと前面に出ていた巻です。
<br />宗教や種族もごちゃ混ぜなスパーク率いるマーモ軍、対するは死ぬ事さえ喜びのカーディス教団。ロードスシリーズの中でもかなり血生臭い、壮絶な戦いが繰り広げられます。
<br />戦闘シーンは種族や宗教の特色が出てて非常に面白く、読みごたえバツグンです。中でもドワーフ達や、名も無き騎士達の戦い方や台詞が感動的で良かったです。
<br />途中で読むのを止める事が出来ずに、一気に読んでしまいました。