成恵の世界って、SFですよね。
<br />筆者自体もカバーに書いていますが、昨今SFってそれほど流行ではないと思いつつも、
<br />この作品のグラウンドはしっかりSFしています。
<br />いまどき珍しい。
<br />でも、結局主人公たち「人間関係」のドラマになっているのはスゴイです。
<br />(ミルキーウェイ先生やバチスカーフさんもいい味出してきました)
<br />なにしろネーム(ストーリー)が凝っていて(毎巻そうですが)、一気に読めてしまいます。
<br />ネームの濃密さは、ちょっと最近見ないコミックと言えましょう。
<br />お勧めの一冊かと思います。
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8巻から9巻までの間が随分と開いてしまいました。さて、今回は、先生の陰謀でみんなと海水浴へと出かけます。然し、そこには罠が...。更に成恵と和人は囚われの身となります。姉の香奈花がバチスカーフと共に成恵を探しに出掛けます。囚われの身となってもマイペースな成恵。何かほのぼのします。巻末にはオマケのマンガが載っています。
収録内容
<br />第58話 渚にて!
<br /> 和人からの電話、成恵からの電話、二人で夏に海へのはずが・・・今後に続く事件が起きます。
<br />第59話 エビデンスのひみつ
<br /> アパートの大家にお風呂を借りた鈴が見たのは・・・ 前話から続く次話に続くエピソードが・・・
<br />第60話 アグレションエスケープ(前編)
<br /> 合星国の方針変更により公園でさらわれる成恵と和人、二人を助けるために加奈花は・・・
<br />第61話 アグレションエスケープ(中編)
<br /> 惑星日本に降り立った成恵と和人、そんな二人の前に現れたのは・・・
<br />第62話 アグレションエスケープ(後編)
<br /> 銀河連盟の会議に巻き込まれた二人、機族が二人を守る理由は・・・
<br />第63話 別れの曲
<br /> 天乃川先生の過去、惑星アバロンでの婚約者が死んだ真実は・・・
<br />オマケ劇場 ホテルにて!
<br /> がんばれ!男のこ!9
<br /> たそがれバケーションSIDE-A
<br /> たそがれバケーションSIDE-B
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<br /> 第58話、第59話はいつもの成恵のノリで描かれていますが、そこに描かれたエピソードが第60話〜第62話ちょっとシリアスな話につながっていますね。
<br /> 相変わらずの独特の雰囲気を持つ作品ですので好き嫌いが分かれる作品だと思います(惑星日本の設定とか)が、はまるとたまりませんよ。アニメ化もしていますので、初見の方はそちらから入ってもいいかも。
<br /> 個人的お気に入りはやはりオマケ劇場ですね、特にがんばれ〜飯塚家の皆さんって理解力があるっていうか・・・