これも「ソラ」の名前です。
<br />(空の名前もあります)
<br />知識がなくても楽しめる天体図鑑。
<br />
<br />どこからでも読むことが出来る本ですが、
<br />筆者の考えた並びにそって読みました。
<br />
<br />買う時にぱらぱら捲って、
<br />あのきれいな写真は
<br />いつ再会出来るのかしら?
<br />と思いながら読みました。
<br />
<br />写真がきれいで感動的。
<br />本を見て想いを膨らませて、
<br />望遠鏡で星空を楽しむんでいます。
光琳社出版が無くなって久しい。「宙ノ名前」は光琳社が出し、‘96年の「白線流し」で有名になった。主人公の二人がぶつかり、園子が落とした本が、高校の図書館から借りた「宙ノ名前」、渉が落とした本が新潮文庫の「銀河鉄道の夜」であった。 ありえないような善意に満ち、普通は付いてはいけないはずのドラマをひとつのFantasyとして納得させているのは、主人公たちが持っている天空の世界への意識であると思う。この、地面に張り付いた世界が全てでは無いと。 出版社が変わり、表紙の写真も変わり、ビニールカバーがついた。しかし、「宙の名前」として受け継がれたことは貴重である。「白線流し」のエピソードと同じように、本に書かれている、夜空に関する言葉が非現実的に綺麗であるからである。
なんというか、さして変則性のある本ではないのですが不思議な気分にさせてくれる本です。辞書のような並びで程よい大きさの写真に解説が付くというシンプルな内容です。ただ日本人というのは本当に言葉遊びが好きで情緒豊かなんだなと思わせてくれます。日常で使われることがないということが惜しまれます。日常こんな言葉を使っていた昔の人というのは本当におしゃれで、自分を含めた現代人のほうがなんとなく下品言葉使いをしているような気がするのは、気のせいでしょうか・・・。