マリ子ちゃん、勿論「太陽とハチ蜜」の頃よりぐんと大人びてますが、衣装に茶目っ気をもたせている写真集です（このへんは好き嫌いが分かれると思います）。文句なしに美人になっていってるし、着こなしは抜群。でも決して分かりやすい存在感じゃなく、誰にも似ていないどこかにマリ子ちゃんは居る。今後どういうふうに活動の方向性を見出してゆくのかな、とちらりと思いました。
私は女子高生ですが、小学生の頃読んでいた雑誌にマリ子ちゃんが出ていたときからずっと彼女のファンだったので、思わず買ってしまいました。まずこの写真集は、女の子が買っても全然違和感がないし、むしろ女の子にこそ読んでほしいな、と。彼女は文句なしにキレイだし、こんな女の子はめったにいないけれど、彼女の魅力は、｢ふわりとした空気感｣を持っていること。私も含め、一般の女の子、それに芸能活動をしている女の子にも、彼女のような独特の空気を持った子は、少ないですよね。みんな、同じに染まろうとする。けれど彼女は、昔からこんな感じ。もちろん、悪い意味ではなく。中学生だった頃のマリ子ちゃんも、この写真集のマリ子ちゃんも、他の何にも染まらない、という点が、相変わらずなんですよね。マリ子ちゃんは、私にとって、永遠の憧れ。この写真集を見れば、私の気持ちが、少しわかると思います。
高橋マリ子さんは、すごくセクシーではないけれど、<br>肌が見えると、ちょっとどきりとしてしまう女の子です。<br>色っぽさのかけらが、ちらちらしています。<p>元気いっぱいの姿ではないけれど、<br>もしかしたら、こちらの姿のほうが、ほんとうの彼女なのかも<br>しれない、とふとおもいました。<p>全編を通して、静かな冬の朝の空気を感じました。<p>女の子の写真集はたくさんあるけれど、<br>この本は今までにあんまり見たことないなぁ、とおもいました。<p>彼女の夢（眠るときにみる）の話や、<br>学校生活の話も、彼女の言葉で書かれているのが新鮮でした。
