小学校2年生のとき、初めてまんがサイエンスを読んだ時の内容がこの第2巻、「ロケットの作り方教えます」でした。小学校2年生には難しい点もあったけど面白くて夢中で読みました。何度も何度も読み返したので、人工衛星になるには秒速9.8km、地球の引力を断ち切り月に行くには秒速11.2kmという数字もすっかり覚えてしまいました。
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<br />フォン・ブラウン、オーベルト、ゴダード、ツィオルコフスキーといった名前も、全てここで覚えました。この本は、ロケットの理論だけじゃなく、ロケットの歴史も同時に学べて、子供から大人まで読み応えがある一冊です。
ロケットと人工衛星の物理的な本質や工学上の問題点を小学生にも分かるように丁寧にやさしく、しかも、移り気な子供達に興味を持続させるように面白く解説するという難題を見事にクリアした作品。<br> ロケットが最初はゆっくり発進するのに上空では高速で飛ぶ理由に関しては、力のつりあいを考慮していないで、重量とパワー比だけで片付けてしまう点には若干疑問があるが、全体としては宇宙やロケットに興味のある若者に自信を持ってお奨めできる内容となっている。<br> 「小学生向け」というより、「小学生にも」理解できるように科学の本質を説くという最も難しい課題への解答として素晴らしい結果を出している点にも注目したい。
まんがサイエンスの中でも面白いと評判の2巻。<br>人工衛星から月ロケット、果ては将来の夢のロケットまで、その仕組みや発想、問題点等がわかりやすく描かれています。<br>内容は大人が読んでも感心するくらい高度ですが、主人公達が失敗を繰り返しながら問題点をを一つ一つクリアしていく流れの中で、楽しみながら理解することができます。<p>一つのマンガとしても勿論面白く、主人公のよしお君が初めて宇宙にいくシーンはなかなかの感動ものです。