子どもの頃、近所のおねえさんに借りて、初めて読みました。
<br />お人形の写真の表紙や挿絵がとてもかわいくて、
<br />高級そうに見えて、とても大好きでした。
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<br />この本は、モモちゃんがうまれた時から3つになるまでのお話です。
<br />くろねこのプーと仲良しになったり、
<br />ママがお仕事のあいだ、「あかちゃんのうち」へ通ったり。
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<br />黒い電話や電車のきっぷにパチンとしるしを入れる、なんて表現が
<br />時代を感じさせるものの、内容は色褪せていません。
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<br />1才になったモモちゃんには、ママがパンツを30枚も縫ってくれます。
<br />「失敗しても怒っちゃだめ。だまってパンツをとりかえるだけ。」
<br />なんて今聞いてもなるほどって思えます。
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<br />ママのおむかえが遅くて、怒って雲のうえまで電車で行ってしまったり、
<br />あたらしいカサとながぐつが嬉しくてお庭で雨ふりごっこしたり。
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<br />夢と現実の境目があやふやだった頃の気持ちを思い出させてくれるでしょう。
ももちゃんシリーズをはじめて、読んでみました。娘が、もうすぐ三歳になるころ買い求め、読んで聞かせたところ、大変興味をもって、何度も読んでほしいとせがみます。内容もすっかり把握したらしく、就寝前の読み聞かせの本は、近頃では、この本にはまっています。同世代のももちゃんのお話なので、親近感がわくのではないでしょうか?親の私も楽しみながら読んでいます。<br>
自分が子供の頃、一番大好きだった本で、保育園で借りるときも大変人気があり競争率の高い本でした。そんな私も母となり、娘に絶対読んであげようと購入しました。とはいえ、娘はまだ〇歳。とりあえず自分で読んでみるとお話や挿絵の写真をびっくりするほど覚えていて、一人ではしゃいでしまいました。そして今度は母として、モモちゃんと自分の娘を重ねて「そのうち、こんなこともするのかな?」とほほえましくなりました。この本は、絵本ではないけれど大人になっても、お話のシーンが想像でき子供心を思い出させてくれる、貴重な一冊だと思います。特にお父さんお母さんになられた方には、一度は読んで欲しい本です。