仕事関連
|
▼お仕事のご依頼
執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。
▼広告のご依頼
MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。
|
| 特許翻訳の基礎と応用 高品質の英文明細書にするために
(
倉増 一
)
特許翻訳者にとって、この本はなくてはならない本だ!というのが最初の印象。
<br />言い換えれば、ここに書かれていることを忠実に守れば、一流の翻訳者になれるということだと思う。
<br />そういった意味で、特許翻訳をこれから始めたいと思っている人にとって、最適な教科書となるだろう。
<br />かくいう私(特許翻訳歴5年)にとっても、普段何気なくワンパターンで訳してしまっているところ(たとえば「任意の」)
<br />に関する記述は、「目からウロコ」という感じで、とても勉強になった。
<br />
<br />このように個々の訳語が勉強になるだけでなく、この本では、特許翻訳者が必ず
<br />おさえなければならない重要なポイントについても詳細に、わかりやすく記述してある。
<br />こういったポイントは、非常に大切である反面、案外と見落としやすい。
<br />だからこそ、特許翻訳を生業とする者は、この本を読み返し、自分が間違った翻訳をしていないか、
<br />常に自覚的であるべきだと思う。
<br />
<br />最後に、この本のまえがきでも書かれていることだが、この本を是非メーカーの知財部や
<br />特許事務所の方々にも読んでいただきたい。特許翻訳を主眼に書かれてはいるが、
<br />この本にはより良い(日本語)明細書を書くための有益なヒントがたくさん詰まっていると思う
<br />(良い和文明細書が増えれば、日英特許翻訳者にとっても非常に喜ばしいことだと思うので)。
|