朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期 みんなこんな本を読んできた 朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期
 
 
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朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期 ( イザベラ・L. バード Isabella L. Bird 時岡 敬子 )

長い間に渡って韓国人やマスコミに騙されてきたということを再認識させてくれる貴重な資料ということで興味深く読みました。 <br />著者が身の危険を顧みず不潔で粗野な半島に何回も足を運んでくれたお陰で、現代に生きる私達は捏造されてきた歴史観に終止符を打つことができたわけで非常に感慨深いものがあります。 <br />100年以上経った今でさえやたらと危ないだけで全く観るところがない韓国なわけで、当時どれだけ危険であったのかは現代の韓国から発信されるニュースの質、内容から察するに、想像するに難しくはありません。 <br /> <br />ただ、記述にある悪霊祓いについては、悪霊を祓うのではなく悪霊を劣化コピーしてしまう技術だったのではないでしょうか。今の韓国の惨状を見るにそう思えて仕方ないです。 <br /> <br />できるだけ多くの方に読んでもらいたい本なので★★★★★で推薦本です。 <br /> <br />

日本統治以前の朝鮮は貧しく不潔で前近代的な国家であった。韓国の人々がなんと言おうと当時の文献にはそのように書いてある。この本は,一八九四年から一八九七年にかけて朝鮮を旅行した英国人女性旅行家・イザベラ・バードが自らの見聞と調査に基づいて書いた旅行記で、李朝末期の朝鮮の有様が手に取るように分かる名著である。 <br />「推定二五万人の住民はおもに迷路のような横町の『地べた』で暮らしている。・・・路地の多くは・・・家々から出た固体および液体の汚物を受ける穴かみぞで狭められている。悪臭ふんぷんのその穴やみぞの横に好んで集まるのが土ぼこりにまみれた半裸の子供たち、疥癬持ちでかすみ目の大きな犬で、犬は汚物の中で転げまわったり、ひなたでまばたきをしたりしている」こんな調子で当時あまり知られていなかった朝鮮の自然・風俗・習慣・国民性・政治の様子などについて事細かに記されている。独立直後の国政改革、ミンピ暗殺、国王のロシア公使館への脱出とその後のでたらめな政治ぶりについてもくわしい。 <br />鬼神信仰の部分は卑弥呼の時代を連想させる。これほど遅れた国であった朝鮮が、弱肉強食の帝国主義全盛の時代にひとり立ちするのは無理だったようだ。「日本の武力によってもたらされた名目上の独立も朝鮮には使いこなせぬ特典」とある。官僚の搾取があまりにひどいので農民は無気力だが、ロシア領満州に移住した朝鮮人たちは勤勉に働く富裕な農民に成長している。そこで著者はロシアか日本の保護のもとでなら彼らは幸せになれると考えた。序文を書いたウォルター・C・ヒリアーも「朝鮮が国として存続するには大なり小なり保護状態におかれることが絶対的に必要である」と言っている。結局朝鮮は日本に併合されて豊かで近代的な国家に生まれ変わった。独立のチャンスを活かす力がなかった朝鮮が日本を責めるのはおかど違いではないのか。

「日本奥地紀行」も読みました。<br>東北地方と東京などの都市部との落差に著者は驚いていますね。<p>この本を読むと儒教思想と事大主義が朝鮮を酷く蝕んでいたのが判ります。<br>同時に、彼等自身での近代化が困難だったのは真実だと思います。<br>また、ロシア領内の朝鮮族の人達の勤勉さにも触れていて、朝鮮国内の朝鮮人との違いを際立たせています。<br>韓国政府が李氏朝鮮の真実を知らせる事が出来ないのは当然と思います。<br>(日韓併合時代を諸悪の根源のように教える韓国教科書の歪曲、捏造は酷いですね)

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朝鮮紀行―英国婦人の見た李朝末期&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は、著者が1894年から1897年にかけて、4度にわたり朝鮮を旅したときの紀行である。当時の東アジアは日清戦争前後の激動の時代で、朝鮮半島においても各国の思惑が入り乱れ、著者自身幾度か謁見したことのある閔妃が殺害される事件も起きている。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;そんな戦争と政争の中ではあるが、旅をする著者の視線の多くは庶民の日常生活と豊かな自然に注がれている。交通事情が劣悪なために、快適な旅とはいえないことに遭遇することも少なくないが、60代とは思えないパワフルな活動力でそれを乗り越えていく様は痛快ですらある。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;当時の朝鮮はまた、開国間もない時期であり、外国人に対する偏見も根強く残っていた。ただ、それだけに伝統的風土・民俗・文化等が色濃く残り、特に本文中2章を割いているシャーマニズムについては著者自身も大きな関心を抱いたようで、悪霊払いのプロセスを延々と紹介している部分もある。これらの伝承は記録としては残りにくいものであるから、貴重である。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;時代が時代であるだけに、日本人についての記述も少なくない。著者自身は日本を先進国入りしつつある国、と認識している様子で、朝鮮に対する影響力を徐々に強めていることに関しても、帝国主義が当然の時代とはいえ、淡々と描写している。ただし、秀吉による侵略以来の「恨み」については何度も語っているので、朝鮮人の反日感情は、著者の目にもあからさまのものだったのだろう。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;この時期の朝鮮について、政治的な思惑なしに、これだけ広範囲のことを記述したものはほかにない。それだけに、資料としての価値の高さがあるとともに、素顔の朝鮮があざやかに見て取れる名紀行でもある。
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