この人の文体って面白いですネ。読んでて楽しい。勿論、内容自体が面白いのてすが、見てて書き方そのものが面白い。遊び心があるというか・・・この人は剣の腕前も天下超一品で、かつ口も達者?頭は勿論キレる(短気であるという「キレる」ではなく、頭の回転が速いという意味の「キレる」)。何だか昔の人とは思えない感覚の持ち主ですね(こんなに洒落のきく人だとは・・・)。いま突然表れて喋りだしても不思議ではない感じ。話が大変面白いです。洞察力が優れているし、度胸も有るし、死線を幾つも潜り抜けてきた人だから言う事に重みがある。いわゆる「見切って」ますね。だからこそ言う事が一々面白い。まるで「四コマ漫画」を見ているみたい。彼の事物に対する批評がすこぶる面白い。
西郷隆盛と相対し、江戸城無血開城を実現させた勝海舟の随想録のようなものです。
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<br /> 当時何があって、彼は何を問うて、どんなことを考え、何を答えとして、どんなことをしていたのか、それを知るための貴重な資料です。
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<br /> 擬古文なのでそれに慣れていない方には、とても読みづらいかと思います。
<br /> しかし、それに慣れてしまえば、さほど難しい文章ではありません。
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<br /> 彼が是としていること、それが現代にも通ずることがよくわかります。
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<br /> ・・・彼こそ、真の「漢(おとこ)」でしょう。
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<br /> 江戸の民衆の尊い命を救った彼のことを知りたい方は是非。
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<br /> 個人的に哲学書、と言っていいかと思います。
<br />勝海舟、この方を馬鹿にしちゃいけねぇ
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<br />口は悪いが粋な御仁
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<br />なんで口が悪いかって?
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<br />いい質問だ
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<br />俺が思うに“至誠”という二文字を
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<br />魂に刻んでいるから
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<br />それに反する言動に対しては厳しいだけのことじゃないのかね
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<br />深みのある人物とは、このような人のことを言うのかもしれない
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<br />自ら高みへと目指すあなたに必見の書です
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