充実した人生を送るとは何であるか?その答えの一つがこの本に書かれている。この本に登場する人物は全てその道での超一流の人たち。つまり達人。そういう人たちは、どういう人生を送っているのか。驚愕の事実が語られる。達人になるには順風満帆の人生ではない。普通の人生ではむしろ落伍者。それをきっかけとして、本当に自分がやりたい道へと進んでいく。その道が凄まじい。金も必ずしも儲からない。しかし、彼らはとても生き生きとしている。11人登場するが、共通していることがある。そうしたことを一つ一つ見つけ出し、自分の人生に生かしていきたいと思う。
僕は、自分が、挫折して、これからどうしようか悩んでいるときにこの本に出会いました。
<br />挫折は、今までの自分の生き方を見つめなおす絶好の機会で、これによって、新しい自分が生まれてくるのではないかと思います。この本に出てくる人たちも、ドロップアウトして、自分らしい生き方を掴んでいきます。
<br />自分たちの周りにいるもっともらしい顔をしている大人も、このような空白時代、青春時代を送り、失敗や恥をかき、自分に絶望しながら、大人になっているんだと思うと、少し親近感を持ちます。
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<br />著者の立花さんが、ご自分のことを語っておられ、ああ、ぼくもそう思う、と共感しました。
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<br />多くの人にこの本を読んでもらいたいです。
今から10年前に本書と出会いました。一生懸命自分の人生を模索して生きている人達を見るたびに目頭が熱くなり涙ぼろぼろこぼしながら読んだ記憶があります。現在私は介護の職についていますが、仕事で困ったときはいつもこの本を読み返しています。何度も読み返したせいで本はぼろぼろになりましたが今でも私が大切にしている本です。