ミュシャが好評を博すようになってからの、ポスターやカレンダーといった後期の作品が中心に掲載されています。
<br />解説は最後のあたりにまとめられているので、純粋に作品を楽しむ人やミュシャに興味を持った人の入門本として、価格的にも最適だと思います。
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<br />この本をもとに、挿絵画家として活躍していた時代の初期の作品にも目を向けてみるといいかもしれません。
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資料として購入したのですが、内容としてはすばらしいです。大きさもそれなりで申し分ないです。ただやっぱりモノクロページが多いのは残念ですが。代表的なものでポスター以外の連作も掲載されていますが、一ページに二つずつ載せてあって、ちょっと辛いです。
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<br /> やっぱり連作でも一枚ずつ大きく見たかったですね。画集というよりカタログに近いかもしれませんね。
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<br /> あとこのテニスプレイヤーがいったい何者なのかすごく気になるのですが。だれですか?この人のコレクションなんでしょうか。
ミュシャ本は生涯の作品をダイジェスト的に扱ったもの(習作やデッサン・装飾品・パステル画・油絵など)と、ミュシャ作品の中核をなすポスター画をメインに扱ったものとの2種類に分けられますが、これは後者の方です。
<br />前者の生涯系の本は多数の作品を掲載しているものの、見たい作品を探すのが面倒だし、読み飛ばさなければならない無駄なページが多いため、日常的な使用には向きません(はじめはたくさん載っていて嬉しいのですが、だんだん煩わしくなってきます)。
<br />このレンドルコレクションでは重要な作品はほとんどすべて掲載されているだけでなく、無駄なページがないので、気軽に鑑賞するのに適しています。
<br />この類のミュシャ本は意外になく、これの他は1991年の展覧会図録しかないようです。とにかく、一番手にするのが多い本です。
<br />20年以上のロングセラー商品。