結婚時からまったく変わってない、ダメ人間っぷりがむしろちょっと気持ちいいです。
<br />うちの親父もダメ人間なもんで、見てるとちょっと痛い部分もありますが、それでもやっぱりおもしろいです。
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著者の元妻から著者の事を知り、なんとなく買った本でした。
<br />私自身もよく旅をします。この本と行く場所が重なる部分が多く興味をそそられながら読みました。私の旅はユースホステルで、民宿+飲み屋は有り得ない組み合わせだったのでその点とてもおもしろかったです。まるで裏旅行記みたいでした。特にタクシーの運ちゃんとの会話や自問自答がとても新鮮でした。単なる旅行記として読んでもおもしろいと思いますし、年取った自分探しの旅に憧れている人は一読すべしです。読みながらネットでその地図して読むといっそうおもしろいと思います。では、著者に幸福を!
今までの作者の本を期待される方は、裏切られることはないおもしろさです。作者の現在の体験(ずっと読者であった方はおわかりだと思いますが、離婚闘病等)が、作品に品格すら備わせたように思います。<br>初めての方も、日本各地の辺境(はじっこ)をさまよいながら、世界を感じ、生死を考え、家族や愛した元奥さんの姿を偲ぶ作者へ、エールを送りたくなると思います。